「修身教授録」森信三 著
書籍名 タイトル | 修身教授録 |
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著者 | 森信三 |
出版社 | 致知出版社 |
印象に残った言葉や文章
人生の意義を知るには
人生の意義を知るには、何よりもまずこのわが身自身が、今日ここに人間として生を与えられていることに対して、感謝の念が起こらなければならぬと思うのです。
しかるにこのように人身をうけたことに対する感謝の念は、昔の人が言った「人身うけがたし」という深い感懐から初めて発してくるものと思うのです。(p20)
無量の因縁
われわれが日本民族の一員として、この国土に生まれて来たということは、無量の因縁の重なり合った結果であって、それこそ民族の歴史に深い根ざしを持つわけであります。(p27)
教育者の重責
われわれは、幼い子どもたちを教えて、その魂を目覚ますという重責につく以上、何よりも大切なことは、生涯を貫いてひたすら道を求めて、そこに人生の意義を
見出すのでなければならぬでしょう。
そしてこのように、生涯を貫いて学び通すという心の腰の決まった時、すなわちこの根本態度が確立した時、そこに初めて諸君の人生の一歩が始まると共に、また真実の教育者としての第一歩が始まると言えましょう。(p38)
根本の眼目、真の眼目
総じて物事というものは、その根本眼目を明らかにしない限り、いかに骨折ってみても、結局真の効果は挙がらないものです。(p55)
学問の修養の根本眼目
われわれ日本国民としては、その学問の修養の根本眼目は、畢竟どうしたら自分の歩みが、民族の歩みと切り結ぶかという、その一点に集中すべきだと思うのです。(p60)
経験と読書
人生における深刻な経験は、たしかに読書以上に優れた心の養分と言えましょう。
だが同時にここで注意を要することは、われわれの日常生活の中に宿る意味の深さは、主として読書の光に照らして、初めてこれを見出すことができるのであって、もし読書をしなかったら、いかに切実な人生経験といえども、真の深さは容易に気付きがたいと言えましょう。(p62)
読んだ日(記録を始めた日)
1回目 | 2023年11月10日(金) |
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