契約期間が決まっている派遣は、契約途中で辞めることのハードルが高い働き方です。
とはいえ、「どうしても契約途中で辞めたい!」と感じるケースはあるでしょう。
契約途中で辞めたい場合は、なぜ辞めたいのか、今やるべきことは何なのかについて、慎重に考えていく必要がありますよ。
ここでは、派遣を辞めたい理由と対処法について紹介します。
目次
派遣を辞めたい理由
契約期間があらかじめ決まっている派遣ですが、契約途中で辞めたいと感じることがあります。
なぜ自分が辞めたいのか整理して考えてみましょう。
ここでは、派遣社員が派遣を辞めたいと感じる理由を紹介します。
派遣先での人間関係が辛い
派遣、正社員など、雇用形態を問わずどこに行っても発生するのが職場の人間関係。
勤務先の社員ではないとはいえ、毎日顔をあわせる職場の人ですから、うまくいかないこともありますよね。
困っていても自社の社員ではないという理由で冷たくされるなど、派遣ならではの悩みもあります。
人間関係だけは、実際に働いてみないとわからないというもの。
契約満了まで我慢できるか、それとも精神的に限界なのか見極めなくてはなりません。
契約外の仕事や残業を強いられる
派遣はあらかじめ、契約によって業務内容や残業の有無が明確に定められています。
幅広い業務を担当して残業も発生しがちな正社員との大きな違いがここにあり、派遣のメリットでもありますよね。
派遣先は、派遣社員に対して契約にない仕事や残業をさせることはできません。
しかし実際には、勤務先の上司が派遣という働き方について知識不足であったり、高い派遣料を払っていることなどを理由に、勝手に契約外の働き方をさせるケースも。
派遣社員の中には、不要なトラブルを避けるために我慢してしまい、結果的に辞めたくなってしまう人がいるのです。
家族の介護など家庭の事情
仕事自体に不満がなくても、家族の介護や配偶者の転勤など、家庭の事情で辞めたいことがあります。
特に、介護や看病などは緊急性が高いため、契約満了まで待てないケースもあるでしょう。
この場合、やむを得ないケースに該当し、派遣会社や派遣先の理解を得られる可能性があります。
ただし、代替案があれば別。
そのほかの家族がいるならよく話し合い、自分がすぐに対応するしか方法がないのか慎重に考える必要があります。
体調不良で仕事ができない
自身の体調不良によって仕事ができなくなってしまった場合、契約途中でも辞めざるを得ません。
時給が発生する以上、それに見合った労働力を提供する必要があるからです。
一時的な体調不良なら有給休暇で対処できますが、継続性がある場合は受診が必須。
体調不良によって契約途中で辞める場合、医師の診断書などを求められる可能性があります。
正社員になる転職活動が実を結んだ
派遣として働きながら正社員になるための転職活動をおこなっていた場合も、契約途中で辞めたいと感じます。
派遣に比べて雇用が安定的で、賞与や交通費など金銭的なメリットが多い正社員。
「正社員として働くことを優先したい。」と感じるのも無理はありません。
派遣を辞めたくなったらすべきこと
派遣を辞める場合は、大原則として契約期間満了時のタイミングを守るということがあります。
どうしても契約途中で辞めたくなったらどうすればいいのでしょうか。
ここでは、派遣を契約途中で辞める前にすべきことを紹介します。
契約は絶対に守らないといけないの?
正社員など無期雇用契約を結んでいる場合、民法の原則に従って退職の2週間前までに申し出ればいいとされています。
実際には就業規則に「○ヶ月前までに申し出ること」などの規定があるケースがほとんどですが、法的には2週間前でいいのです。
派遣社員は有期雇用ですから、退職については正社員より厳しい内容になっています。
あらかじめ契約期間がわかっているのに途中で解除するためには、「やむを得ない事由」が必要。
単に辞めたいというだけでは契約違反になってしまい、場合によっては損害賠償を負う可能性もでてきます。
トラブルに発展しないよう、派遣会社、派遣先とよく話し合うことが大切です。
辞めたい理由を整理して派遣会社に相談
契約途中で辞めたいと感じたら、まずは自分自身で辞めたい理由を整理しましょう。
自分自身で辞めたい理由が明確でないなら、それは正当な理由としては認められない可能性が高いからです。
そのうえで派遣会社の担当者に必ず相談すべきです。
医師の診断書があって仕事を続けられない、代替案のない家庭の事情があるといった場合は、そのことをしっかり伝えます。
契約とは異なる仕事を強いられているのであれば、派遣先の契約違反なので、派遣会社が守ってくれるはずです。
契約途中で辞める場合の取り決めを確認
契約途中で辞める場合の取り決めについて、派遣会社への登録時に聞かされていないか確認しましょう。
家族の介護や自身の病気などはやむを得ないと判断される可能性が高いですが、その場合でも「いつまでに伝える」といった決まりがあることも。
できるだけ納得してもらうためにも、ルールに沿った形で契約解除の申し出をする必要があります。
派遣元と派遣先双方に理解してもらう
契約途中で辞める場合、派遣会社だけでなく派遣先にも納得してもらう必要があります。
派遣先への説明をどうするのか、派遣会社の人と慎重に話し合っておきましょう。
派遣会社の人が説明してくれるにしても、実際に働いているのは本人です。
事情や謝罪の気持ちは伝えた方がいい場合もあります。
派遣先としても、同じ人に契約満了まで働いてもらった方が、指導の手間がかからずスムーズでしょう。
契約満了までは働いてもらいたいと考えるのか、派遣会社が別の人を派遣すれば問題ないとしてくれるのかは派遣先次第。
いずれにしても派遣先の理解なくては、円満退職が難しいと思っておきましょう。
内定をもらったなら入社日を相談
正社員として別の会社から内定をもらった場合、派遣期間満了までどれくらいあるかが問題です。
1~2ヶ月程度で期間満了するなら、転職先との交渉によって入社日をずらしてもらえる可能性が高いです。
正社員から正社員に転職する場合でも、引き継ぎなどを含めて1~2ヶ月程度あとに入社日を設定することはよくあります。
反対に、3ヶ月以上先に満了時期がある場合、転職先が渋る可能性がでてきます。
企業が中途採用者を探す場合、誰かが辞めて人手が不足したとか、すぐにでも働いてほしいケースが多いからです。
ただ、これは転職先の考え方によります。
契約期間途中である事情を伝え、いつまで待ってもらえるかを聞いてみましょう。
契約を守ろうとする誠実な対応は、社会人として当然のことなので、理解してもらえるケースもあるでしょう。
どうしても入社日をずらせない場合は、その旨を派遣会社に相談し、納得してもらうしかありません。
派遣社員の立場に立った派遣会社なら、分かってくれることも多いですよ。
要注意!派遣先に事前相談はNG
契約途中で辞めたい場合にやってはいけないことは、真っ先に派遣先の上司に相談することです。
いつも顔をあわせているとはいえ、派遣先は雇用主ではありません。
「先に派遣会社に相談したらどう?」と言ってくれればまだいい方で、派遣会社に苦情を伝えられてしまう可能性もあります。
トラブルの元なのでやめましょう。
まず相談すべきは雇用主である派遣会社。
仕事の相談に乗ってくれていた担当の方になら、言いやすいのではないでしょうか。
派遣を辞めたい場合は納得してもらえる理由が必要
派遣を契約途中で辞めたいことはありますが、何より大切なのは派遣会社、派遣先から理解してもらうことです。
やむを得ない事情がない限りは、契約途中で辞めることは難しいと思っておきましょう。
それほど、契約には重みがあるということです。
どうしても辞めたい場合は派遣会社の人に相談し、慎重な対応を心がけましょう。
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