ファッションの取り入れ方、スポーツの上手下手などで、よく使われる「センス」
実は、仕事でも「センス」が必要のようです。
何がセンスを左右するの?という点が気になるのではないでしょうか。
仕事のセンスがない人とある人の特徴、センスアップのための対策について紹介します。
目次
仕事のセンスが足りない残念な人の特徴とは?
はじめに、仕事のセンスがない人とはどのような人かという傾向を見てみましょう。
仕事の実績を上げていくことと、世の中で言われるセンスは、完全にイコールではないようです。
準備と段取りの質が悪い
的確な準備が整えられず、行動するときになってあれこれと思い出し、行ったり来たり。
段取りがうまくないので、何度もやり直したり、停滞することが多かったり。
その業務の、全体を見渡して考えることができないと難しくなるようです。
言われたことしかしない
指示通りに仕事を行うことは、大切なことです。
しかし、そこにプラスアルファを加えることなく、いつも何か足りない仕上がりで完了してしまう人。
仕事の雑さとして認識されてしまうことも多いようです。
言われた一つのことも、見る人や聞く人のことを考えると色々な工夫ができるはずなのです。
相手や周りへの配慮に欠ける
自分本位でしか動けいない人には、仕事のセンスが欠けているようです。
仕事は、常に誰かと関わり合いながら進めていきます。
周りを見ることができていないことは、センスを左右する配慮には、ほど遠いようです。
仕事のセンスのある人の特徴とは?
では次に、仕事のセンスのある人の特徴を見ていきましょう。
ここでご紹介するのは、ほんの一例で、何をセンスとするかの視点は人によって異なるでしょう。
職場にこんな人がいると、助かったり、頼りにできたりという点が基準点のように感じられます。
仕事ぶりを見ていると気持ちがいい、安心できる、かっこいいという風に捉えられることもあるようです。
判断力があり、しかも鋭い
多くのビジネスパーソンが、鋭い判断力の持ち主に対して、センスの良さを感じるそうです。
確かに、よい判断、悪い判断、タイミングの良し悪しなど人によって異なりますよね。
自分で判断し、果敢に行動に移している人は、自分のセンサーで動き続けることができます。
説得力のある説明ができる
分かりやすい説明を受けると、仕事が進めやすいですよね。
説得力のある説明ができる人は、伝え方のセンスを身に付けています。
聞いた後に、何の疑問も持たずに、気持ちよく行動することを促してくれるでしょう。
人と人の調整力に長けている
ひとりひとりをよく知っているので、人と人との需要と供給を繋げることが得意です。
「それは○○さんが詳しいですよ。来週あたりセッティングしましょうか?」
人望も厚く、チームワークを円滑にしてくれる貴重な存在と言えるでしょう。
空気を読む察知力に優れている
常に空気を読んで、言動や行動に繋げられることもセンスです。
ときには、何もせずにそっとしておくことを選ぶこともできるでしょう。
臨機応変に自分の気遣いの判断で動ける人とも言えるでしょう。
相手や物事の状況を、的確に読み取り「正にそうしてほしかった」を実践してくれる人です。
へこたれない上質なユーモア
チームがどんな逆境に立たされても、重苦しい雰囲気を一瞬で変えてくれる人がいます。
仕事の本質をわきまえた貴重なセンスの持ち主です。
こんなときに…こそ、悪ふざけでもなく、皮肉でもない、純粋なユーモアのセンスを発揮。
周りの人の口角をあげ、みんなで乗り越えるパワーを生み出します。
周りの状況に飲まれない主体的な力の持ち主とも言えるでしょう。
情報の収集と見極め力
情報は、どんなにたくさんあっても、使えなければ意味がありません。
多すぎることで、情報分析が混乱することもあるでしょう。
事実でなかったり、煽ったりするような情報は、世の中に溢れているものです。
有効な情報を集める嗅覚、情報の良し悪しを見極める審美眼も、立派なセンスでしょう。
仕事のセンスアップ対策
センスのある人の特徴を見ていると、こんな風に仕事ができたらいいなと感じた人もいるのではないでしょうか?
センスは、心掛けと行動で、磨いていけるものです。
センスアップするために役立つことを紹介しておきましょう。
センスは基本から生まれる?
仕事のセンスは、持って生まれたものではありません。
どんな分野のセンスでも、きっと同じことが言えると思います。
センスの源は、物事の原理や原則や基本と言われています。
自分の仕事に関することの、基本的なことを徹底的に学びましょう。
人と関わる場面でも、深く理解することに努め、丁寧に接してみてください。
そこで初めてゼロベース地点に立つことができるのです。
一足飛びに、自分のセンスを見出そうとしても不可能。
芸術やファッションなど、デザインの良さやクリエイティブなことが重んじられる分野でも、高いセンスを発揮している人たちは、決まって、これでもかというほどに基本に忠実なのです。
ビジネスの分野も例外ではありません。
良質の物に触れ、そのワケを知る
センスという言葉は、芸術や美的なものに対して使われることが多いです。
そのセンスの根源に触れることも、センスを磨くことに有効でしょう。
例えば、世界で一流と言われる芸術に頻繁に触れる機会を作ってみてください。
芸術は、絵画、彫刻、映画、音楽、服飾、建築、料理、写真など、多種多様です。
職人芸、職人技と言われるものを知りましょう。
それらが作り出されるプロセスを知ったり、イメージする機会が増えます。
これが、自分の仕事のセンスに影響するときが、きっと訪れるでしょう。
感性を磨く、研ぎ澄ます
五感を働かせることに積極的になりましょう。
視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の感知は、使っていくほどに強化できるのだそうです。
五感が鋭くなってくると、感性を高めることに繋がっていきます。
デザインのようなものを生み出すときばかりに使うものではありません。
本質的なものに触れることを心掛けて、深く味わってください。
食べ物であれば、季節の旬のもの、野菜そのものの味、お米の味。
嗅覚を刺激するなら、森林や海など自然の香りの豊かな場所に出向いたり。
聴覚では、著名な名曲が、なぜ名曲と言われるのかを自分で感じられるまで探ってみたり。
感性=センス。
仕事にも必要な力としてきっと役立つときがくるでしょう。
仕事はセンスも意識してみよう
センスというのは一朝一夕に培われるものではありません。
毎日の小さな気遣いや心掛けで、行動や実践を習慣にしていくことが大切です。
数字や見た目で測れるものではありませんが、センスが上がるとついてくるだろうものは3つ。
周りを気遣う力が洗練されるので、職場のコミュニケーションは円滑になるでしょう。
仕事の質の工場に注力するうちに、仕事が今よりもっと面白く感じられるかもしれません。
そして、自然に仕事の成果や結果にも繋がっていくはずです。
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