転職初日というのは、少なからず誰でも緊張するものです。
ですがその緊張でガチガチになってしまっては、迎えてくれる周りの人たちを戸惑わせることになるかもしれません。初日から好スタートを切るためには適度な緊張感で十分。
過剰な緊張をほぐす方法を知って、ぜひ役立ててみてください。
目次
転職初日に緊張したら嬉しさでほぐす
転職初日は緊張するものですが、まずは、自分も含めて誰でも緊張するということを認識しましょう。緊張することは、不思議なことでも恥ずかしいことでも、まして悪いことでもありません。
普通のことだと思えると、フッと気をラクにすることができるかもしれません。
さらに、入社の日を迎えられた自分の喜びや転職活動で感じていたことを思い出してみましょう。
きっと緊張をほぐす助けになってくれるはずです。
転職活動を思い出そう
初日の朝。起床して、身支度をするときや通勤途中、オフィスに足を踏み入れるとき、挨拶をするときなど、一日の中で自分の緊張を感じたら「今日は自分が目指してきた日」ということを思い出してみましょう。
内定をもらうために準備を重ねていたシーンを思い返してみてください。準備の中で考えた自分の目標や将来のビジョン、その企業で働くことへのモチベーションが、きっと当日の緊張の反対側にしっかりとあるはずですよ。そちらにベクトルを向けてみましょう。
入社した会社での希望を膨らまそう
緊張していると、不安になったりネガティブな心配をしがちになるものではないでしょうか。会社に馴染めるかな、失敗しないかな、怖い人がいないかな…。
緊張よりも、期待や希望を描くことに意識を向けてみましょう。仕事のやり方がまだ分からなくても、仕事の内容はイメージできますよね。具体的に想像してみてください。
少し先のガッツポーズするような達成の場面、周りの人と笑顔で会話しているシーン…。
緊張で取り越し苦労をするよりずっといい気分のはずです。自然にしぐさや表情もほぐすことができると思いますよ。
転職者を迎える側も初日は緊張しているかも?!
新入社員を迎える会社や部署でも、新しいメンバーが一人増えることで空気が変わることは意識されていることでしょう。
直属の上司やデスクが隣り合わせになる人、チームメンバーになる人たちにとっても、新しい毎日の始まりの日なのです。
会社の人たちの中にも、人見知りする人やあまり会話が得意でないというひとがいるかもしれません。密かにドキドキしている可能性もあります。
そこを考えることができたら、気遣いの上級者。新入社員としてできることは何かに目を向けてみてください。
一に笑顔、二にも笑顔
笑顔は、相手を安心させるものです。
そして伝染するものでもあるので、相手が笑顔を返してくれれば、あなたの安心感にも繋がるはず。
きっと新しい職場の皆さんも、笑顔であなたを迎えてくれますよ。
緊張して言葉が拙くても、笑顔のやり取りでいい雰囲気を共有できることを、皆知っているのですから。
そんな雰囲気なら打ち解けやすく、初日の緊張感も緩んでいくでしょう。
あなたも初日から一員なのですから、雰囲気づくりの協力姿勢を見せていきたいですね。
オフィスに入るときや挨拶をするとき、名前を呼ばれたときも、いつも穏やかな笑顔を心掛けてみましょう。
笑顔は習慣の賜物でもあるので、笑顔が苦手という人は、日頃からいい笑顔のための練習が必要かもしれません。
鏡の前で楽しい出来事を思い出して笑顔になってみるというのはいかがでしょうか?笑顔の習慣は、転職初日だけでなく、コミュニケーションを後押ししてくれる大切な要素ですから、ぜひ身に付けておきましょう。
初日の話し方、聞き方
転職初日は、初めて会う人に挨拶をして、会話することが多いですよね。
あなたの第一印象を決める機会でもあります。
第一印象は、その後のコミュニケーションを決めてしまうほど大切な要素だと言われています。
挨拶は、心を込めてハキハキと、自分のことは手短に話しましょう。
職場の人から色々質問されることもあるかと思いますが、手短に答えられれば十分。
詳しく説明したり長く話したりしても、良い印象には繋がらないことが多いです。
その代わりに、質問されたことを基にして、相手のことを聞き出すことを常に意識しておきましょう。自分のことを話して覚えてもらおうとするよりも、さらに簡単で、好印象を残すのに効果的な方法なのです。
初対面の人と何を話せばいいだろう?という心配や緊張が和らぎませんか?
自分の話を聞いてくれた相手には、その後も話しかけやすく、話しやすいと感じられるのだそうです。もっと話したい!と思ってもらえると嬉しいですよね。
聞けば聞くほど、相手のことを記憶しやすくなります。
聞いたことは、自分にとっても今後のコミュニケーションのきっかけにできるわけですから、一石何鳥もの効果が期待できますよ!
転職初日の緊張をほぐすコツ
転職の初日の自分の動きや言葉に対して「緊張しているな」と感じても、それがダメなことと捉えないようにしましょう。緊張は、抑えようとすればするほど高まってしまうことが多いものです。
緊張していることを認めて、それ以上、緊張が高まらないようにするのが得策。
丁寧に動いてみる、呼吸をゆっくりにするという方法もおすすめです。
ゆっくり、丁寧に動いてみる
緊張しているときは、自分が行うことをひとつひとつ丁寧に行ってみてください。
緊張しているとそわそわしたり、動きが不自然になったりしますよね。
自分でも無意識のことが多いので間違いが増えたり、上の空で記憶に残らないことも多いものです。
歩くことや何かを触ること、書くこと、渡すことなど、自分の行動をゆっくりにすると、自分を客観的に見ることができるようになります。
早い動きより、少しペースを落としてみることで心も冷静に保つことができ、緊張からの失敗や失態を防げるはず。周りから見ても落ち着いた雰囲気に見えますよ。
呼吸で緊張の力を抜いてみよう
人が緊張しているときというのは、呼吸も浅くなっているのだそうです。
深呼吸が心を落ち着かせるというのはよく知られていますよね。
深呼吸では「吐く息」をしっかり意識することがポイント。緊張しているときは、息が十分に吐けていないことが多いと言われています。
身体の中の空気を全部吐き切ることから始めてみましょう。
吐き切ることで深い呼吸をする準備を整えることができます。一気に吐くのではなく、できるだけ細く長く吐き出していきます。
吸う息は自然に入ってくる力に任せるだけで十分。
吐くごとに、奥歯の力みを緩め、肩をラクに落とし、全身の力が抜けることを確認しながら、呼吸を2~3分繰り返してみましょう。
きっと心が落ち着いてくるのを感じられます。
吐く息は、副交感神経をより働かせ、心身をリラックスさせることに有効なのです。
緊張して声が震えたり、上ずってしまうことを防ぐことにも役立ちますよ。
初日の緊張は気にしすぎないこと!
緊張は悪いことではありません。しかし、せっかく多くの人と出会える日なので、ほどほどの緊張に留めたいですよね。
笑顔を心掛けて、丁寧に動くことに意識を向けていくと自分の緊張が気にならなくなるものです。
どうしてもというときは、呼吸の力を借りて深呼吸も試してみてください!
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