SBI証券での取引を辞め、他社へ移管する場合など、口座を解約したい場合にはどのような手続きが必要になるのでしょうか。
また、口座の解約を申し込む前に確認しておくべきことはあるでしょうか。
今回は、SBI証券で保有している口座の解約を考えている方に役立つ情報をまとめてご紹介していきます。
ぜひご覧ください。
目次
SBI証券の口座解約には書類での手続きが必要
ネット証券会社のSBI証券は、口座開設はWEB上で行うことができますが、
口座解約は書類での手続きが必要となります。
カスタマーサービスセンターに電話連絡の上、解約に必要な書類を送付してもらう必要があります。
手続き方法の詳細についても、カスタマーサービスセンターへ電話して確認しましょう。
【SBI証券カスタマーサービスセンター】
フリーダイヤル:0120-104-214
ナビダイヤル(携帯電話・PHS):0570-550-104
営業時間:年末年始を除く平日8:00~18:00
カスタマーサービスセンターは平日のみの電話受付となっているので、注意しましょう。
SBI証券で口座解約をする際は、残高を0にしておくこと
SBI証券で口座解約の手続きをする際には、あらかじめ口座残高を0円にしておく必要があります。
株式等の証券残高、および現金残高等がどちらもない状態で、カスタマーサービスセンターへ電話連絡するようにしてください。
保有している株式や投資信託の残高は、売却せずに他社の証券口座へ移管することも可能です。
SBI証券でNISA口座を解約する場合には、要注意
SBI証券で保有しているNISA口座を解約する場合には、注意が必要です。
口座解約を申し込んだ年における非課税枠を既に利用している場合には、同年内にNISA口座を開設することができなくなります。(SBI証券、他社ともに)
また、SBI証券のNISA口座で保有していた商品を他社のNISA口座で運用することはできません。
NISA口座を変更した後もSBI証券で5年間非課税で運用することができますが、その後は課税口座に移管されることとなります。非課税期間の延長(ロールオーバー)はできません。
NISA口座を解約し、他社へ変更する場合は、以上の点に注意が必要になります。
SBI証券で口座解約した後はキャッシュカードやクレジットカードが使えなくなる
SBI証券で口座解約の手続きが完了すると、ATMで使用していたキャッシュカードや、JCB機能付きのクレジットカードは使用できなくなります。
クレジットカードを引き続き利用したい場合には、残高がなく、取引予定がない場合でも証券口座を保有し続ける必要がありますので、注意が必要です。
公共料金などの支払いにSBI証券のクレジットカードを利用している場合は、口座解約の手続き前にカード変更の手続きを行いましょう。
SBI証券で口座解約すると、登録住所に書類が送付される
SBI証券で口座解約を申し込むと、その後は登録されている住所に書類が送付されてきます。
住所の変更がある場合には、登録本人お名前、発送先住所が確認可能な本人確認書類(運転免許証、健康保険証のコピー等)を、必要事項記入した「証券口座廃止届出書」と併せて返送する必要があります。
口座解約後は公式WEBサイトにログインすることができないため、住所が変わる場合には必ず口座解約時に申し出ておきましょう。
SBI証券で口座解約した後に送付されてくる書類は?
SBI証券で口座解約の手続きが完了すると、「取引残高報告書」が送付されてきます。
また、特定口座を開設していた場合には、「特定口座年間取引報告書」も合わせて送付されてくるので、確認しましょう。
そのほか、対象の場合には「上場株式配当等の支払通知書」が翌年1月下旬に送付されるほか、NISA口座を解約した場合には、「非課税口座廃止通知書」も送付されてきます。
口座解約の書類を返送した後も、これらの書類を確認するようにしてください。
これらの書類が送付されてきたら、以降SBI証券から郵送物が届くことはありません。
SBI証券での口座解約の手続きの際はしっかり確認を
今回は、SBI証券の口座解約の手続きについて、方法や確認すべき点をまとめてご紹介してきました。
SBI証券では口座管理料がかからないので、そのまま口座を残しておくこともできますが、セキュリティ面が気になる場合や、他社でNISA口座を開設してたい場合など、口座解約(NISA口座解約)の手続きが必要になることもあるでしょう。
その場合は、事前に確認すべき点を抑え、スムーズに手続きを行うようにしてください。
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