年収の概算を考えながら、転職を考えているとき、賞与も一体どれくらいもらえるものなのか?気になるところです。
そんな時に、求人票に表記されている賞与額のさまざまな記載方法があることに気づかれると思います。
「賞与:年2回、3.5ヶ月分」
賞与が「6月・12月/3.5ヶ月」
などなど表記されていると、それは、それぞれ3.5月分ずつなのか?それとも、2回で、3.5月分なのか?それとも、過去実績の最大時のことなのか?正直、ちょっと聞きづらいです・・・・・・よね?
今日は、そんな賞与についての記載方法の意味について解説いたします。
賞与の記載方法と意味とは?
では、具体的に、
「賞与:年2回、3.5ヶ月分」
賞与が「6月・12月/3.5ヶ月」
だった場合の賞与は、どのくらい出るのでしょうか?
今回のような記載の場合、「年2回の賞与合計が3.5ヶ月分」つまり、「6月と12月の支給を合わせて、月収3.5ヶ月分の金額」という意味になります。
残念ながら、3.5ヶ月分×2回=7ヶ月分ということではありません。
また、もう1つ残念ながら、3.5ヶ月分の金額が確実にもらえるかというと、そうでもないこともあります。
会社の売り上げ自体が悪いと、その年の賞与には影響されるからです。
つまり、事例の「賞与:年2回、3.5ヶ月分」賞与が「6月・12月/3.5ヶ月」のいずれも、過去実績の最大MAXぐらいに考えていたほうがベターであると言えます。
賞与の意味
そもそも賞与とは、厚生労働省の通達内容には、「定期又は臨時に、原則として労働者の勤務成績に応じて支給されるものであって、その支給額が予め確定されていないもの」と説明されております。
基本給賃金のように、あらかじめ支給額が決まっていないのです。
一般的には、「基本給×月数×評価係数」という計算方式が取られていることが多いので、会社の業績や社員の勤務成績等に応じて前期の結果により、具体的な支給額が決まるというのが賞与の仕組みになっています。
あるとき、面接でおおよそ「賞与:年2回、3.5ヶ月分」という場合であっても、初回ボーナス支給まで3ヶ月ぐらいだったら、0ということもありました。
不思議に思って、人事に聞いてみると、つまり、6ヶ月分勤務していないと賞与支給の対象にならなかったようです。
その他1年目は、5万とか賞与支給額を一律に決めている企業もありました。
能力給や歩合給はこの類に入りませんが、固定給の方などは、そのような場合もありました。
つまり、会社によって、その決め方はフレキシブルだともいえます。
賞与は支給されて当然と考えている労働者の方は多いと思いますが、もともと法律上は、絶対に支給しなくてはいけないと決まっているわけではありません。
しかし、賞与実績が掲載されているところは、従業員に貢献しようという企業の意思表示だといえるでしょう。
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