読書録・読書メモ
今まで読みっぱなしで過ごしてきましたが、読んだ本の印象に残った言葉や文章を記していきたいと思います。「人生について―日記抄―」アミエル 著
書籍名 タイトル | 人生について―日記抄― |
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著者 | アミエル |
出版社 | 白水社 |
印象に残った言葉や文章
人生は習慣の織り物
生きてゆくためには、習慣は格言以上の働きをするものである。習慣は本能となり肉となった生きた格言であるからだ。自分の格言を改めるだけでは何にもならない。それは本の表題を変えるようなものだ。新しい習慣をつけるということがすべてである。なぜならばそれではじめてほんとうの生活へと到達することになるからだ。人生は習慣の織り物にほかならない。(p61)
マネープレスMEMO
習慣については、古いことをあたらめるよりも断固、新しい習慣をつけていくべきだと思う。感情の動揺
自分自身を無理に使うな。おまえの中の感情の動揺を大切にしてやれ。それがおまえの人生であり、おまえの本性なのだ。おまえよりも賢いものがそれを作ったのだ。(p63)
マネープレスMEMO
感動あるいは陶酔は主観的なものだろう。主観でなければ客観にはならないだろう。本能と意志
本能にも意志にもすべてをまかせてはいけない。本能は美女であり、意志は暴君である。(p63)
われわれの偉大
われわれの偉大な点は、この生涯を一点に縮めて神にささげ、時間、有限、変化からむりやりに遠ざかって永遠、無限、永続の住民になり、空間から精神へ、利己主義から愛へ、悪から善へ、世俗から神へと移ってゆくことにある。(p64)
マネープレスMEMO
点であればこそ自由であろう。永遠の生命
この弱々しいつかの間の生涯は、永遠の生命を把握するのにじゅうぶんである。したがってこの生涯はなかなか偉大なものだ。(p64)
マネープレスMEMO
永遠の生命を把握するは永遠の生命が把握するとも言えないか。あきらめる修行
人生は、だんだんとあきらめてゆくことの修行である。(p64)
マネープレスMEMO
あきらめていくことは自己を一点に縮めていくこと。
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