パート応募の際、履歴書に必ず書くのが「志望動機」ですよね。
志望動機は採用の合否を左右する大切な項目のひとつですが、介護のパートではどう書けば採用につながるのでしょうか。
志望動機の書き方について、詳しく解説します。
目次
介護パート、志望動機は何を書く?基本の書き方
志望動機は文字通り、その介護パートの求人に応募した動機や理由を書きますが、実際にはどのように書けばよいのでしょうか。
まずはその基本的な書き方から紹介します。
まずは、働きたい理由を明確に
志望動機では、「なぜその介護施設で働きたいと思ったのか」という働きたい理由を書かないわけにはいきませんよね。
まずは、働きたい理由、応募した動機から書き出しましょう。
「特別な理由はない」という場合でも、他の介護施設の求人情報と比べ「ここに応募しよう!」と決めた理由が何かしらあるはずです。
また、「介護の仕事がやってみたい」という志望動機も、「かねてより介護の仕事に興味があり……」と文章にすると、立派な志望動機に見えてきますよね。
そうした「働きたい理由」から書き出すのが、ひとつ目のポイントです。
介護の仕事における強みを盛り込む
単に働きたい理由だけで志望動機を終えるのではなく、できれば、応募している介護パートの仕事に活かせる「強み」を付け加えましょう。
これまでに経験した業務や持っている資格などは、パート採用では重要なアピールポイントになります。
介護の経験がある方は担当していた業務が強みとなりますが、介護未経験でも、販売の仕事で接客経験がある場合には、「人とのかかわりの中で養ったコミュニケーション力を生かして働きたい」と、介護パートの仕事に結びつけてアピールすることもできます。
これまでの経歴は、履歴書の職歴や資格欄にも記載はしますが、志望動機欄にも、自分の「強み」として付け加えると好印象につながりますよ。
働ける日数や時間も志望動機になる
介護パートの求人では、「週に○日以上」「一日4時間~」というように、日数や勤務時間に関して、注記されていることがあります。
応募する方の中には、働ける日数や時間が希望に合うから応募した、という方もいるかもしれませんね。
家族の都合などで、パートの勤務日や勤務時間に限りがある場合には、志望動機においても記載してOKです。
介護の仕事に関する志望動機とあわせて、どうしても譲れないポイントがある場合は、あらかじめ伝えておいた方が親切になります。
介護パートで採用されるには?志望動機のポイント
パートの求人に応募するからには、是非とも採用してほしいところ。
介護のパート採用では、以下のような点が重視されています。
ポイントを志望動機に盛り込むことで、効果的なアピールを狙ってみましょう。
自分なりに、具体的に書く
介護の求人にかぎった話ではありませんが、パートの志望動機を書く際には、具体的に書くようにするのがひとつ目のポイントです。
志望動機を目にしたパート採用の担当者に伝わりやすくなります。
また、よくある言い回しを使用するより、自分なりの言葉で伝えるよう工夫するのも大切です。
たとえば、介護パートの求人に応募する際は、「販売職の経験では高齢者の方と接する機会多く、そこで得たコミュニケーション力を活かして介護の仕事がしてみたいと考えました」というように、自分ならではの経験を盛り込むのも、志望動機の書き方の手法です。
履歴書の枠内にきれいにおさめる
パート採用の志望動機は、中身だけでなく見た目も重要です。
「介護職に興味があったから」「パートに出たかったから」という一文だけでは淡白で、魅力も熱意も伝わりませんよね。
また、いくら熱意があっても、小さい字でぎっしりと書かれたものも、読みづらく、忙しい介護施設の担当者の目にはとまりません。
志望動機を書く際は、スペースの8割程度埋めるのを目安とし、見やすい文字で丁寧に書くようにしましょう。
文字の見た目の印象は、そのまま、パート応募者そのものの印象につながるため、あなどれませんよ。
介護職では人が好きな人、コミュニケーションが好きな人が好まれる
介護の仕事は、人のお世話が好きな人・コミュニケーション能力が高い人・「人」そのものが好きな人が求められる職場です。
これは正社員やパートといった雇用形態に関わらず、介護に携わるすべての方に言えることですので、当然ながらパートの採用でも人柄は重視されます。
介護職に限らず、対人関係の仕事やコミュニケーションを活かした業務経験などはアピールしやすい経歴です。
志望動機に一言添える際には、是非参考にしてみてくださいね。
介護の実務経験がある方は、担当業務やスキルを明確に
これまでに介護職の経験があるという方は、パート採用では多いにアピールしたいところ。
「老人保健施設での勤務経験があります」だけではなく、実際に担当していた仕事内容が分かるように記載しましょう。
パートスタッフとして就業後にどのような仕事をするのか伺う際も、事前にこちらの経験を示しておいた方がスムーズですよ。
介護パートの志望動機で気を付けたい、NGポイント
志望動機はパート採用でも重視されるポイントなだけに、失敗はしたくないもの。
介護職のパートに応募する際に特に気を付けたいのは、以下の3点です。
「家から近いから」はできれば避けたい
介護のパート求人を選ぶ際に、「家から近い」という条件を挙げる方は少なくはありません。
しかし、そのまま志望動機に記載するのは避けましょう。
「家から近いから」だけで終わるのではなく、「家庭との両立を考慮すると、通いやすい方が長く勤められると思ったので」や「住んでいる地域に根付いた仕事がしたかったから」というように、自分なりの言葉で付け足すのがベターです。
「子育てがひと段落」は、志望動機としては魅力がない
介護のパートに応募する方は、「子育てがひと段落した」という理由を挙げる方も多いもの。
しかし、「子育てがひと段落」というのはあくまでも個人的なことですので、採用担当者からすると、パート応募者の魅力が見えにくい回答になってしまいます。
「子育てを経験し、次はどうしたいのか」に焦点を当て、「以前取った資格を活かして働きたい」「地域に貢献する仕事がしたい」と、他の理由を加えて志望動機とするのがおすすめです。
「時給がいいから」ではなく、理由を明確に
パートとして働きに出る以上、お給料が気になるのは当然のことですよね。
とはいえ、志望動機にお金の話を出してしまうと、それだけで話が終わってしまいがち。
介護施設の担当者からすると、「じゃあ他の施設でもいいよね?」となってしまいます。
先述したように、「時給がいい」だけでなく、他の志望動機を加えることで、応募者の人柄が見えてくるものです。
子どもの教育資金や住宅ローンなど個別の事情があるとしても、パートの志望動機として「時給だけ」を理由にするのはやめた方が無難でしょう。
介護パートの履歴書は、志望動機でしっかりアピールを!
志望動機は、単に応募した理由だけでなく、これまでの経験やスキルをアピールする場でもあります。
介護のパートでは、経験者や資格保有者はもちろん、コミュニケーション能力が高い人などが好まれます。
自分の強みをアピールするつもりで、志望動機も丁寧に回答すると、採用担当者の目にもとまりやすくなりますよ。
コメントを残す