クレジットカードの支払日なのに銀行口座の残高が少なくて引き落としできなかったらどうすればよいのでしょうか?
この記事では残高不足でクレジットカードが未払いになってしまったときの対処法と回避策を中心にまとめました。
目次
クレジットカード会社にすぐ連絡を
銀行口座の残高不足でクレジットカードが引き落とされなかったら、クレジットカード各社の問い合わせ窓口に電話連絡をして誠意を見せましょう。
引き落とし日直後だとクレジットカード会社も把握できていないことがりますので、次の3つを正直に伝えることが大切です。
- 引き落としされなかったこと
- すぐに支払う用意があること
- どのような手続きで支払えばよいのか
当日中の振込でも間に合う
引き落とし口座に登録している金融機関によりますが引き落とし日当日の振込でも間に合うこともあります。
クレジットカードと金融機関の引き落とし時間を確認してから預け入れをしましょう。
再振替があることも
クレジットカードによっては再振替を用意しておりますので、引き落とし日を過ぎても自動引落のチャンスが複数回訪れるケースもあります。
ただし延滞していることには代わりありませんので遅延損害金等のペナルティは発生します。
督促ハガキで支払いを
再振替が無いクレジットカードは「督促ハガキでの支払い(払込手数料あり)」もしくは「指定口座への振込(振込手数料あり)」の案内が届きますので支払期日までに対応してください。
クレジットカードの残高不足で生じる悪影響
残高不足で引き落としできなかったらクレジットカードは滞納状態となり、ペナルティや信用情報への悪影響が生じます。
できれば滞納前に残高不足を解決できるように対策しておきたいものです。
遅延損害金
クレジットカードを滞納すると「遅延損害金」というペナルティが発生します。
「遅延損害金」とは支払いが遅れた日にち分だけ発生する利息となり、引き落とし予定だった金額に遅れた日数×1日あたりの利息手数料が損害金として請求されます。
遅延損害金の相場 | |
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遅延損害金の計算方法 | 引き落とし金額 × 滞納日数 × 遅延損害金の実質年率÷365(※うるう年は366日) |
ショッピングの場合 | 14.6% |
キャッシングの場合 | 20.0% |
利用停止
滞納はクレジットカードの利用停止が執行される原因の1つでもあります。
状況の改善が見られれば再びクレジットカードを利用できるようになりますので、利用停止期間中の返済をきっちり行いましょう。
強制解約
以前にも複数回滞納していたり、61日(もしくは3ヶ月)以上の滞納が続いている方は、利用停止だけでなく強制解約になってしまいます。
強制解約のログは信用情報期間「JICC」に記録されるだけで終わりますが、滞納を61日以上続けた記録は「異動情報」としてあらゆる信用情報機関に登録されてしまいます。
ブラックリスト
移動情報とはいわゆるブラックリストのことで、一度登録されてしまうと最後の返済日(もしくは完済日)から5年間残ります。
そのため5年という時効が終わるまではクレジットカードや住宅ローン、マイカーローンなどを新たに組めなくなるので、異動情報だけは登録されないように気をつけてください。
クレジットカードの残高不足を回避する方法
たとえ1円の残高不足であっても、1日の延滞であっても、クレジットカードの滞納は信用を失うことになります。
そこで、残高不足を回避するために対策できることをまとめました。
引き落とし日を変更する
給料日とその他の支払い期日がバラバラの方は、引き落とし日でクレジットカードを選び直すことをおすすめします。
給料日から支払いまで期間が空いてしまうと優先順位が下がってしまうので、給料日と引き落とし日が近いクレジットカードを選びましょう。
支払い方法を変更する
次の支払いが難しいと思ったら「クレジットカードのあとから分割払い」もしくは「クレジットカードのあとからリボ」に変更できないか確認してください。
もし変更期限に間に合えば、次月の支払金額を大幅に減らすこともできます。
カード会社に相談する
クレジットカードが払えない状況であれば、カード会社に返済方法や期日の延長など相談しましょう。
例えばACマスターカードには返済日の延長、利息分だけの返済などを相談できる「アコム総合カードローンデスク」がありますので、早めに連絡すれば同じように対応してくれるカード会社があるかもしれません。
親・兄弟に頼る
もっと状況が悪化する前に親・兄弟に相談することもおすすめします。
キャッシングで立て替える
一人でなんとかしたい方は、残高不足でペナルティが生じたり、クレヒス(クレジットヒストリー)が悪化することを考えると、クレジットカードのキャッシングで一時的に立て替えるのも検討しましょう。
金利手数料は発生しますが、それによって約1ヶ月の猶予が生まれますのでその間に信用情報に影響がないような対策を取ることもできます。
金利0円で使えるクレジットカード
キャッシングを利用するならACマスターカードをおすすめします。
最大30日間金利0円のキャッシングを利用すれば遅延損害金もキャッシング手数料も無料で残高不足を回避することができます。
無利息のカードローンも検討
もし抵抗が無い方は消費者金融キャッシングもおすすめです。
ACマスターカードと同様に無利息期間がありますので、複数のキャッシングサービスを入れ替わり利用すると無利息期間を実質延長することもできます。
残高不足の通知サービスを活用しよう
金融機関によっては「普通預金残高が引き落とし予定金額に満たない場合」や「実際に引き落とされなかった場合に」メールでお知らせしてくれるサービスがあります。
予め設定しておくことで早めの対処ができますので、引き落とし口座に設定している金融機関が同様のサービスを用意している場合は活用しましょう。
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