クレジットカードを利用している人なら一度は聞いたことがある「デビット」という言葉。この「デビット」という言葉を、ここでは少し詳しく解説していきます。解説にあたっては、「デビット」の意味や正しい使い方、間違った使い方、関連する言葉などを紹介していきます。ではまず、「デビット」の読み方から解説して行きます。
目次
デビットの読み方
ではまず最初に「デビット」の読み方ですが、読み方といっても漢字ではないので、そのまま読めると思います。英語では「Debit」と書きますが、日本語で読む時や発音する時に、まれにですが「デビット」の「ト」が「ド」となってしまう人がいます。正しくは「デビッド」とは読まずに「デビット」と読み、発音します。「デビッド」だと、地名や人の名前などになってしまうので、「デビット」と濁点を付けない読み方が正しい読み方です。
デビットの意味について
「デビット」の意味は直訳した日本語だと「借方」となります。借方とは簿記などで使われれる用語で帳簿につける時の項目の名称です。対義語に「貸方」という項目がありこの借方、貸方で帳簿は取引されています。この「貸方」にあたる英単語が「クレッジト」になり、カードの名前の名称になっています。「デビット」という言葉を聞くと「借方」と捉える日本人はほとんどいないと思います。ほとんどの人が「デビットカード」の事だと理解しますが、言葉の意味としては「借方」という日本語の英訳です。love
デビットの正しい使い方
ここでは「デビットカード」の事を指している「デビット」での正しい使い方を紹介します。「デビットカード」と「クレジットカード」とよく混合している人がいますが、「デビット」と「クレジット」では言葉の意味も違うのでカードの使い方も違います。デビットカードは口座に直結しているカードで、買い物した瞬間に口座からお金が引き落とされます。対してクレジットカードは1ヶ月後にまとめて引き落とされます。言葉としての「デビット」の正しい使い方は、「クレジット」と混合しないように使うたまかもしれません。
デビットの間違った使い方
「デビット」の間違った使い方では、先ほど紹介した「クレジット」と混合している人や、同じような物として捉えている人もいます。カードを頻繁に利用している人なら違いは分かりますが、カードを初めて作ろうとしている人には、少しややこしいかも知れません。その他の「デビット」の間違った使い方は、店側に支払いをする時に「デビットで」とは言わず「クレッジトで」と言った方が店側にとっては助かります。詳しく説明すると長くなるので割愛しますが、「Jデビット」と勘違いされると支払いを拒否されてしまう場合があるからです。
デビットを使った例文
ここでは実際に「デビット」という言葉を使って会話形式で例文を紹介します。「デビット」という言葉は日常会話ではほとんど使われないかもしれません。「デビット」という言葉を発する時はお店で買い物する時の決済時によく使います。ここでは先ほど紹介した「Jデビット」と「デビット」を間違えて捉えている店側と客の会話を紹介します。
デビットの使い方【例文その①】
“「合計で3,200円になります」
「デビット払いでお願いします」
「大変申し訳ございません、当店はJデビットでの支払いは出来ない様になっています」
「え?そうなんですか…じゃー現金でお願いします」
この時の会話から、定員は「デビット」と言われたので「Jデビット」と勘違いしています。デビットカードは「Jデビット」と「ブランドデビット」があり、「ブランドデビット」はクレジットと同じ処理で店側は対応します。しかし、「Jデビット」は処理の仕方が違い今は殆どの店が「ブランドデビット」なので断られてしまいました。”
デビットの使い方【例文その②】
“「合計で3,200円になります」
「あ、デビット払いでお願いします」
「大変申し訳ございません、当店はJデビットでの支払いは出来ないようになっています」
「いえ、Jデビットでなくブランドデビットなので、クレジットと同じものです」
「あ、そうなんですか。大変失礼しました」
ここでは、客の方が定員の勘違いに気づき「デビッド」で無事決済できた時の会話です。「デビット」だけだと「Jデビット」と勘違いされてしまう時もあるので「クレッジトで支払います」の方が店側にとっては分かりやすいです。”
デビットは英語でなんて言うの?
先ほども紹介しましたが「デビット」は英語で「Debit」と書きます。この「Debit」の変形単語を紹介しますが、現在分詞だと「Debiting」となり過去形、過去分詞だと「Debited」になります。「Debit」を使った文法では、「debit~from」で「~から~を引き落とす」などが代表的にあります。その他の例文では「debit account number」という文があり「引き落とし口座番号」という意味になります。実際の金融関係の利用シーンでもよく使われています。
デビットは中国語でなんて言うの?
では、「デビット」を中国語ではどの様に使われているのでしょうか。中国語でも日本語と同じで「借方」と書きます。発音は「ヂィフォァン」といった発音です。また、デビットカードの事を中国語では「借记卡」と書き発音は「ヂィエヂィーカァー」と言った発音になります。実際の中国でのデビットカードの利用率などは、クレジットカードの利用率よりもずっと高く、カード決済はデビットカードの方が主流になっています。しかし、今の中国ではカード決済から電子マネー決済の方に移り変わっていてデビットカードも少なくなってきています。
デビットの類義語や関連語は?
「デビット」の類義語や関連語などを紹介しますが、英語の「Debit」だと紹介しづらいので日本語訳の「借方」で紹介します。「借方」の類義語には「借主」「借り受け人」「借り手」借用者」「借人」などが類義語としてあります。また「デビットカード」の意味の関連したデビットカードを紹介しますが、主な国際ブランドデビットは「VISA」「MasterCard」「JCB」があり、その他の主なデビットは「EFTPOS」「J-Debit」があります。
デビットの対義語は?
「デビット」は「借方」の意味で、その対義語は「貸方」になります。「借方」「貸方」は簿記に使われる用語で、英語では「Debtor and Creditor」や「Debit side」「Credit side」などと言います。「デビット」にあたる対義語は「クレジット」としかなく、簿記の中ではよく使わるる言葉です。「借方」「貸方」は対義語ですが、簿記の世界では2つで1つの組み合わせで主に使われています。
デビットを使った熟語や慣用句、ことわざはある?
「デビット」を使った熟語では「借方」を使った四字熟語があり、それを英語して紹介してみます。「借方残高」という四字熟語がありますが、英語に訳すと「a debit balance」と言います。また「借方伝票」は「a debit slip」と言います。「デビッド」というのは昔からある日本語ではないので、ことわざなどは存在していませんが、英語の中のお金の借り貸しにまつわることわざで「an angel in borrowing. a devil in repaying」 ということわざがあります。
デビットにまつわるサイト
“ここでは、「デビット」にまつわるサイトを2つ紹介します。
デビットカードとはどんなカード?実は99%の日本人が持ってるデビットカードの基本から、J-debitとブランドデビットの違いまでを解説。
こちらのサイトはデビットカードの基本的な知識や種類など分かりやすく紹介しているサイトです。「Jデビット」と「ブランドデビット」の違いを分かりやすく紹介しています。先ほどの中で2つのカードの違いが分かりずらかった人はこちらのサイトを参照してください。
おすすめのデビットカード8枚の審査や特徴を詳しく解説!
こちらのサイトは、おすすめのデビットカードを分かりやすく一社ごとに紹介しています。この記事を読んでデビットカードに興味を持った方は、こちらのサイトを参考にしてデビットカードを作ってみてもいいかも知れません。”
デビットの意味や使い方についてのまとめ
「デビット」という言葉を紹介してきましたが。日本では「デビッド」というと「デビットカード」の事を言い「借方」と思う人はあまりいないと思います。ただ、もともとは「借方」「貸方」から来ていて「デビット」「クレジット」の日本語訳です。日本ではクレジットカードの方が主流かもしれませんが、デビットカードは審査などもないのでおすすめのカードとも言えます。
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