学生におすすめのクレジットカードや未成年におすすめのクレジットカードを確認したけど、使いすぎを予防するならデビットカードのほうが安心するかもしれない。
そんな方のために、この記事では学生におすすめのデビットカードをまとめました。
家族カードがおすすめのクレジットカードと合わせて検討してください。
目次
デビットカードとは
デビットカードとは支払いと同時に銀行口座から即時引き落とされる仕組みのショッピングカードです。
クレジットカードと同様、国際ブランド(VISAやJCBなど)のマークが付いているお店で利用することができます。
クレジットカードとの違い
クレジットカードとデビットカードの違い大きく分けて5つあります。
- 引き落とし方法
- 申込年齢
- 利用限度額
- 支払回数
- 還元率
引き落とし方法
デビットカードは支払い後すぐに銀行口座から即時引き落としされるのですが、クレジットカードは一定期間の利用代金が翌月以降にまとめて引き落とされる後払いです。
例えば三井住友カードの引き落とし日は毎月26日となり、引き落としまで最長57日間の猶予が与えられます。
申込年齢
クレジットカードは高校生を除く18歳以上が対象になりますが、デビットカードは中学生を除く15歳以上から申し込むことができます。
高校生でも作れるクレジットカードは非常に稀ですので、普段の買い物以外にも海外旅行時や高校留学に使えるのはデビットカードの強みと言えるでしょう。
デビットカード | クレジットカード | |
---|---|---|
申込年齢 | 中学生を除く15歳以上 | 高校生を除く18歳以上 |
利用限度額
デビットカードは登録する預金口座の残高以内の利用に限定される一方で、クレジットカードは個人の信用力(クレヒスや返済能力など)によって決められます。
クレジットカードは柔軟に支払い方法を選択できる強みがありますので、限度額が大きいことで新生活や家電等の購入にも役立つのです。
デビットカード | クレジットカード | |
---|---|---|
利用可能額 | 預金口座の残高および利用限度額の範囲内 | 利用限度額の範囲内(審査結果による) |
支払回数
デビットカードはどんな商品・サービスの購入でも一括払いが原則ですが、クレジットカードは分割払いやリボ払い、ボーナス払いなど柔軟に対応できます。
ちなみに2回払いは手数料無料で使える分割払いです。
還元率
還元率とはお得さの指標ですが、デビットカードは還元0%〜0.5%程度のものが多い一方で、クレジットカードは0.5%〜1.0%の還元率を誇ります。
特に還元率の高いクレジットカードには1.0%を超えるものもありますので、お得さ重視で選ぶならデビットカードよりもクレジットカードがおすすめです。
三井住友カードは20%還元の入会キャンペーン実施中
クレジットカードの申込資格を満たす学生は年会費無料の三井住友カード デビュープラスをおすすめします。
三井住友カード デビュープラスは入会後3ヶ月はポイント5倍になるほか、20%還元の入会キャンペーン、それからマクドナルド・セブンイレブン・ファミマ・ローソンで常にポイント5倍になる特典も付帯します。
デビットカードのメリット
学生にとって嬉しいのは、以下のようなメリットがデビットカードにあるからです。
- ATM手数料が節約できる
- 使いすぎの心配がない
ATM手数料が節約できる
デビットカードは銀行口座から即時引き落とされるため、ATM手数料や時間外手数料の節約になります。
例えばATMから10,000円を引き出すときほんの数秒で手数料が220円(税込)かかるわけですが、実質年率になおすと803%(クレジットカードのキャッシングは18.0%)になるのです。
使いすぎの心配がない
また、デビットカードはクレジットカードと違って利用限度額が預金残高と等しいです。
そのため銀行口座に預けている以上のお金を使うことができませんので、クレジットカードのように口座残高以上のお金を使いすぎてしまう心配がなくなります。
デビットカードはすべて無審査ではない
デビットカードはすべて無審査で作れるわけではありません。
例えば、SMBCデビットやりそなデビットカードの公式サイトでは「審査なし」の表記がありますが、三菱UFJデビットやみずほJCBデビットの公式サイトには「審査なし」の表記がなく、無審査で発行しているわけではないとのことです。
特にキャッシングサービスが付帯するデビットカードはクレジットカードと同じように審査が行われますので、無審査のデビットカードを選ぶ際は気をつけましょう。
学生におすすめのデビットカード
それでは学生におすすめのデビットカードを発表します。
通常のポイント還元率(キャッシュバック還元率)のお得さを重視して厳選しましたので、デビットカード選びの参考にしていただければ幸いです。
三菱UFJデビットが年会費無料に改定!2020年7月1日(水)以降〜
年会費 | 無料 |
---|---|
申込資格 | 15歳以上(中学生は除く) |
発行時間 | 2週間程度 |
国際ブランド | VISA,JCB |
還元率 | 0.2% |
- 年会費無料で使える
- 海外ATM手数料は金額の大小かかわらず110円(税込)で均一
- JCBなら最大3,000万円補償の海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険が利用付帯
楽天銀行デビットカード
年会費 | 無料 |
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申込資格 | 16歳以上 |
発行時間 | 通常1週間 |
国際ブランド | VISA,JCB |
還元率 | 1.0% |
- JCBブランドならお買いものパンダデザインを選べる
- 100円につき1ポイント貯まる高還元率デビットカード
- 楽天銀行ゴールドデビットカード(年会費5,500円(税込))なら海外旅行/国内旅行の傷害保険が付帯
- VISAのベーシック、JCBブランドなら年会費無料
- 年会費無料の楽天カードへのステップアップにおすすめ
ジャパンネット銀行Visaデビット
年会費 | 永年無料 |
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申込資格 | 15歳以上 |
発行時間 | 最短5日 |
国際ブランド | VISA |
還元率 | 0.2% |
- 最短5日で届くスピード発行のデビットカード
- Visaのタッチ決済(コンタクトレス決済)に対応
- 年間500万円までの不正利用補償が付帯
- PayPayマネーの出金手数料が無料
イオン銀行CASH+DEBIT
年会費 | 永年無料 |
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申込資格 | 16歳以上 |
発行時間 | 1週間から10日程度 |
国際ブランド | JCB |
還元率 | 0.5〜2.5% |
- イオングループなら常に1.0%のポイント還元率
- 選べる3つの券面デザイン
- イオンシネマの割引特典
- 毎月10日はポイントが5倍&イオンのお客さま感謝デーはお買物が5%オフ
- 16歳以上なら誰でも審査なし
りそなVisaデビットカード
年会費 | 永年無料 |
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申込資格 | 15歳以上 |
発行時間 | 最短即日 |
国際ブランド | VISA |
還元率 | – |
- 全国325店舗で即日発行できるデビットカード
- 貯まったポイントの交換先にある共通ポイントが豊富
- 年間利用額に応じたボーナスポイントも!
- 海外利用なら年間最高50万円が限度のショッピング保険も付帯
- JALマイルが貯まるJMB付帯もあり
Sony Bank WALLET
年会費 | 永年無料 |
---|---|
申込資格 | 15歳以上 |
発行時間 | 1週間から10日程度 |
国際ブランド | VISA |
還元率 | 0.5〜2.0% |
- VISAもJCBも年会費無料で使える
- 貯めた外貨をそのまま使えるから為替手数料がかからない(対象は10通貨)
- ソニー銀行の取引状況によってステージが上がる「Club S」適用でキャッシュバック還元率は最大2.0%に
- 100円につき1ポイント貯まる高還元デビットカード
- 15歳以上なら誰でも審査なしでカードデビュー
GMOあおぞら銀行Visaデビット付キャッシュカード
年会費 | 永年無料 |
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申込資格 | 15歳以上 |
発行時間 | 1週間から10日程度 |
国際ブランド | VISA |
還元率 | 0.6~1.5% |
- 年会費無料で使えるVISAブランド
- 通常のキャッシュバック還元率は0.6%!預金残高と利用金額によって最大1.5%
学生アンケート!デビットカード知ってますか?
意外にも「デビットカードを知っている」と回答した学生は9割も存在していましたが、持っていると回答したのは0人でした。
一方でクレジットカードを持っている学生は60%に及び、今後作りたいと回答した学生は80%にも達します。
クレジットカードは持っていますか?
一方でクレジットカードを持っている方はどれくらいか聞いてみると、約6割の学生がクレジットカードを持っていることがわかりました。
男女比で見ると、女子学生のほうがクレジットカードの保有率が高く、クレジットカードの利用目的として「ショッピング」「節約」「セール」「優待特典」のキーワードが連想されます。
実は日本のクレジットカードの発行枚数は2.6億枚(出典元:一般社団法人 日本クレジット協会)で、国民1人あたりに直すと2-3枚を保有している計算になります。
そういう背景から考えると、学生の保有率60%という数字は決して高くないことがわかります。
クレジットカードを作りたいと思う?
クレジットカードを持ってない学生に「今後クレジットカードを作りたいと思う」かどうか聞いてみると、8割の学生が作ろうとしているようです。
では、なぜ今作らないのでしょうか?
クレジットカードを作るきっかけ
理由は「手続きがめんどうくさい」であることが分かりました。
そもそも個人情報を入力することに不安があり、よく分からないままに申し込みフォームで手続きが進んでしまう恐怖感もあるようです。
それらを解決するためには、分かりやすいお得内容と手続き方法が必要になります。
- 優待割引、ポイントアップなどその場でお得になるきっかけ
- 分かりやすい申込手順と契約内容
海外に行くときはクレジットカードは必須
学生がクレジットカードを作るきっかけとして、海外旅行は大きな動機となっているようです。
実際にクレジットカードの保有/未保有限らず、96%の学生が「海外旅行にクレジットカードが必要」と回答しました。
ここまで海外旅行=クレジットカードという認知が学生のなかで進んでいると、キャッシュレス社会が広まっていく中でるデビットカードやコンタクトレス決済のニーズも高まってくるのではないかと考えます。
海外にクレジットカードを持っていって助かった経験
2番目の回答は非常に稀でユニークではありますが、プラスチックカードの活用方法としては覚えておきたいと思いました。
学生はクレジットカードを持つべきだと思いますか?
クレジットカードの利便性を感じている学生も多いからか、75%以上の学生がクレジットカードを持つことに肯定的でした。
しかし、クレジットカードの仕組みを理解している学生は少なくなく、現状の知識レベルではデビットカードから始めたほうが健全であるようにも思います。
そう感じたのが月の質問です。
クレジットカードはどういうもの?
クレジットカードを「ただ便利なもの」と回答したのが60%、「魔法のカード」と回答したのはなんと20%もいたのです。
このような回答結果から、クレジットカードの仕組みやそのリスクについて理解している学生が非常に少ないことを感じました。
入会キャンペーンや優待割引は確かに魅力的ではありますが、それだけでクレジットカードを作るのは非常に危ないです。
クレジットカードは自分の支払能力以上に使えてしまうこともありますので、上の回答と同じ認識レベルだった学生は、銀行口座に預けている以上のお金が使えないデビットカードから使い慣れていくことも検討したほうが良いでしょう。
持っているクレジットカードの名前を言える?
さらに衝撃だったのは、80%の学生が自分のクレジットカードの正式名称を把握していなかったことです。
ほとんどの学生が国際ブランド名でしか把握できておらず、どこのカード会社が発行したクレジットカードなのか分かっていなかったのです。
カード会社によって締め日や引き落とし日も違えば、分割払いやリボ払いの詳細も異なります。
そんな大事なことがしっかり把握できていない学生が多いということは、申し込み前の案内からカード会社は見直すべきかもしれません。
デビットカードが学生におすすめな理由
今回はデビットカードのメリットやおすすめカードを伝えた上で、同じ学生のクレジットカードに対する認識調査の結果をまとめさせていただきました。
結論から言えば、クレジットカードの仕組みを全く理解しないで無責任に使うことはおすすめできません。
そういう意味では、自身が貯金している銀行口座から即時引き落としされるデビットカードが学生にとって最も望ましい決済手段なのかもしれません。
デビットカードはQRコード決済と組み合わせて使うこともできますので、まずはそこからキャッシュレス社会に順応していくすべを身につけていきましょう。
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