ここでは、一つの言葉について具体的に掘り下げてご紹介したいと思います。今回ご紹介するのが「絵柄」という言葉になります。「絵柄」は何か綺麗な作品を見たり良いデザインの商品を手に取ったりする時に使うことが多い言葉です。「絵柄」の基本的な意味や使い方をご紹介するとともに、類義語や関連語、対義語などについても合わせてご紹介します。
目次
絵柄の読み方
「絵柄」の読み方は、「えがら」のみとなります。この他に読み方はないのですが、「絵」と「柄」に分けた場合いくつか他の読み方も出来ます。「絵」の場合は、一般的に「え」と読むことが多いですが「かい」と読むことも可能です。また、「柄」に関しては「がら」と読むことが多いですが「え」「へい」などと読むことが出来ます。「絵柄」の場合は、「えがら」という読み方だけになりますが他の読み方も一緒に覚えておきましょう。
絵柄の意味について
「絵柄」の意味についてですが、模様や構図という意味になります。例えば、布地や工芸品などに見られる一つのデザインのことを言います。「絵柄」はただ単にその物を表すものですが、その商品がもつメッセージや伝えたいことなどが手に取った人に伝わるという大切な役割のあるものでもあります。一般的には、何か物に対して使われることが多い言葉になります。例えば、絵柄の綺麗なカード、絵柄が特徴的なジグソーパズルなどです。
絵柄の正しい使い方
「絵柄」の正しい使い方は、模様や構図という意味で使われる場合です。一例を挙げると、たとえば「漫画家は、様々な絵柄を描き分けることが出来ます。」という文は正しい使い方になります。漫画家は、色々な種類の模様や構図を描くことが出来るという意味になります。また、「絵柄がとてもきれいなマグカップを見つけました。」という文も正しい使い方です。模様や構図が美しい商品を見つけた、ということで正しく使われています。
絵柄の間違った使い方
「絵柄」の間違った使い方は、物に対して使われるのではなく人に対して使われたり、模様や構図という意味で使われない場合などです。例えばですが、一例を挙げると「彼女はとても綺麗な絵柄だ。」と言うことは出来ません。「絵柄」は物に対して使われるので、人に対して使うことは出来ないからです。また、「絵柄がとても良い作文だ。」と言うことも出来ません。作文は文字だけなので、模様や構図を意味する「絵柄」の使い方としては間違いになります。
絵柄を使った例文
ここでは、「絵柄」を使った例文についていくつかご紹介したいと思います。「絵柄」という言葉はお店で商品を手に取った時や、何かの作品を目にした時などで使われることが多い言葉なので日常的に慣れ親しんでいる言葉の一つだと思います。普段使われる会話の場面を想定しながら、具体的な例文についてご紹介していきます。
絵柄の使い方【例文その①】
まず一つ目の例文は、雑貨屋での店員との会話の場面です。
「新商品が入荷したのでぜひ見ていってください。」
「どんな商品が入ったんですか？」
「今日はコースターのセットが入ってきました。こちらになります。」
「絵柄が素敵なコースターですね。」
「限定品で1セットしかないので、手に取って見てみてください。」
この会話では、絵柄が素敵なコースターのセットが入荷したということで正しく「絵柄」という言葉が使われています。
絵柄の使い方【例文その②】
二つ目の例文は、友人との会話の場面になります。
「こないだ、新しい手帳を買ったんだ。」
「どんな手帳を買ったの？見てみたいな。」
「これだよ、絵柄が可愛くて買ったんだよね。」
「本当だ、素敵な絵柄だね。」
「うん、有名なイラストレーターの人が描いたみたいなんだ。」
「へー、良い手帳が見つかって良かったね。」
この会話では、絵柄が可愛い手帳を買ったということで正しく「絵柄」という言葉が使われている一例になります。
絵柄は英語でなんて言うの？
「絵柄」は、英語に変換すると「design」や「pattern」などと言います。「今日百貨店に行ったら、素敵な絵柄のティーカップを見つけたので2セット買いました。」という文を英語に変換する場合は、「I went to department store today, I found a nice picture of tea cup so I bought two sets.」という文章になります。
絵柄は中国語でなんて言うの？
「絵柄」は中国語で「设计（Shèjì）」です。「今日百貨店に行ったら、素敵な絵柄のティーカップを見つけたので2セット買いました。」という文を中国語にすると「我今天去了百货公司，我找到了一张漂亮的茶杯照片，所以我买了两套。（Wǒ jīntiān qù liǎo bǎihuò gōngsī, wǒ zhǎodàole yī zhāng piàoliang de chábēi zhàopiàn, suǒyǐ wǒ mǎile liǎng tào.）」となります。
絵柄の類義語や関連語は？
「絵柄」の類義語や関連語は、芸術的作品などで使われる装飾という意味では「パターン」「絵様」「模様」「デザイン」「装飾」などの言葉があります。また、「図柄」「地紋」「図案」なども関連した言葉に数えることが出来るでしょう。図柄は、図案の柄という意味で図案とは工芸品や美術品などを作る際にアイディアを図にしたもののことです。地紋も、織物の文様や工芸品などの地の模様のことを指すので関連語に数えられるでしょう。
絵柄の対義語は？
「絵柄」の対義語は、特にありません。しかし、絵柄は模様や構図という意味になるので何も模様などがないという意味では「無地」という言葉が対義語と言えるでしょう。「無地」以外には、「白紙」「無紋」「素地」「空白」などの言葉も特に模様などがないという意味で「絵柄」とは相反する言葉になるでしょう。また、何も飾られていないという意味では「シンプル」「プレーン」「質素」「簡素」などの言葉も対義語に数えられます。
絵柄を使った熟語や慣用句、ことわざはある？
「絵柄」を使ったことわざや慣用句は特にありませんが、「絵」と「柄」を使った熟語であればいくつかあります。「絵」の場合は、「絵巻」「押絵」などの二字熟語があり「奥絵師」「一筆絵」などの三字熟語があります。四字熟語には、「縁起絵巻」「影絵芝居」などがあります。「柄」の場合は「間柄」「革柄」などの二字熟語、「時分柄」「仕事柄」などの三字熟語があります。「現物銘柄」「指定銘柄」などといった四字熟語もあります。
絵柄にまつわるサイト
「絵柄」にまつわるサイトを2つご紹介します。
https://www.weblio.jp/content/%E7%B5%B5%E6%9F%84
こちらのサイトでは、「絵柄」の基本的な意味について解説があります。
https://www.linguee.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E-%E8%8B%B1%E8%AA%9E/%E7%BF%BB%E8%A8%B3/%E7%B5%B5%E6%9F%84.html
こちらのサイトでは、「絵柄」の例文が英文とともに掲載されているので参考になります。
絵柄の意味や使い方についてのまとめ
「絵柄」の意味は、「工芸品や美術品などの模様や構図」という意味です。物に対して使われる言葉で、日常生活で使う機会が多い言葉の一つだと思います。ここで正しい使い方を確認しながら、関連語や類義語、対義語などについても合わせて覚えておきましょう。また、英語や中国語を使った例文も確認しておくと今後役立つでしょう。
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