不正利用対策ととして有効な顔写真入りのクレジットカードですが、今すぐ即日発行ができれば海外旅行前にも役立ちそうです。
そこで、この記事では顔写真入りのクレジットカードとメリット、デメリットについてまとめました。
目次
顔写真付きのクレジットカードとは
2020年2月現在、顔写真入りのクレジットカードに対応しているのは三井住友カードのみです。
クレジットカードに顔写真を入れるのはセキュリティ向上のための手段の1つであると言えます。
顔写真を付けられる種類
三井住友カードの中でも顔写真を付けられるのは以下の券種になります。
- 三井住友カード
- 三井住友カード アミティエ
- 三井住友カード プライムゴールド
- 三井住友カード ゴールド
- 三井住友カード プラチナ
デビュープラスカードは顔写真非対応
三井住友カードのなかでも学生に人気の高いデビュープラスカードは顔写真に対応していません。
そのため、顔写真付きで利用したい学生は在学期間中は年会費無料で使える三井住友カードもしくは三井住友カード アミティエの学生カードに申し込むと良いでしょう。
顔写真付きのメリット
顔写真付きクレジットカードのメリットをまとめてみます。
- 不正利用防止に繋がる
- 身分証明書として信頼性が増す
- 無料で顔写真入りのカードを発行できる
不正利用防止の他にも身分証明書としても利用できる点がメリットとして挙げられます。
顔写真付きのデメリット
一方でデメリットとしては、少し手続きが煩雑になることかもしれません。
- 選べるカード会社が三井住友カードのみ
- 顔写真の提出など発行手続きが面倒になる
- 上記に伴い、発行時間も長くなる
- インターネットショッピング中心(家から持ち出さない)の方には不要
楽天カードはデザイン変更で不正利用対策
残念ながら楽天カードに自身の顔写真を入れることはできませんが、X JAPANのYOSHIKIやヴィッセル神戸のイニエスタなどデザインを選ぶことでクレジットカードのすり替えによる不正利用の対策になります。
顔写真付きクレジットカードの作り方
顔写真付きのクレジットカードを作ることが決まったら、あとは諸々の手続きをするだけになります。
ここでは三井住友カードに申し込んでから顔写真付きのクレジットカードを手に入れるまでの作り方をまとめてみたいと思います。
- STEP.1三井住友カードを手に入れる顔写真付きのクレジットカードは発行後の切り替え手続きで手に入れることができます。
そのため、まずは三井住友カードの入会が必要です。 - STEP.2写真入りカードの取り替え資料請求をする三井住友カードの会員サイトである「Vpass」にログインして写真入りカードの取り替え申し込みを行うか、フリーダイヤルから手続きを行います。
- 0120-919324にかける
- 会員番号(16ケタ)を入力
- 資料番号(4ケタ)「3210」を入力
- 手続き完了
- STEP.3顔写真を用意するパスポートサイズ(縦45mm×横35mm)の顔写真を用意する。
- STEP.4写真入りカードの取り替え申し込み写真入りカード取り替え申込書と顔写真を提出する
- STEP.5完了三井住友カードから顔写真入りカードが発行され郵送で届きます。
田代
ただし、カード更新時以外の取り替えだと再発行手数料で1,000円(税抜)が必要になりますので気をつけて下さい。(三井住友カード プラチナ、ゴールドカード、プライムゴールドカード会員は無料)
即日発行できる顔写真入りカードはない
三井住友カードは最短翌営業日発行のクレジットカードなので、今すぐ顔写真付きのクレジットカードが欲しい方の要望を満たすことはできません。
だからといって、即日発行できるクレジットカードに顔写真を入れられるものもないのが現実です。
注目!!即日発行できるおすすめのクレジットカードまとめ【2024年11月版】顔写真付きクレジットカードの注意点
顔写真付きクレジットカードを作ったり、使ったりする際に気をつけて欲しいことをまとめました。
誤った手続きや使い方をしないように覚えていただけると幸いです。
顔写真に加工を入れたり盛ったりしない
顔写真付きクレジットカードのメリットは、顔写真による本人確認によって不正利用防止を目的としています。
そのためには、誰が見ても顔写真と利用者が同一人物とすぐにわかることが最重要です。
SNSのプロフィール写真はインスタ写真とは全く目的の異なる写真が必要になりますので、プリクラ・写メなどで撮影した写真ではなく、証明写真のパスポートサイズ(500円〜700円)で撮影した写真を提出するようにしましょう。
中学生、高校生は作れません
「顔写真付きのクレジットカードが」というよりも、そもそも中学生・高校生はクレジットカードを作ることができません。
クレジットカードを作れるようになるのは「高校生を除いた18歳以上」からとなりますので、それまではデビットカードや電子マネーを利用してクレジットカードの素養を身に着けておくと良いでしょう。
本人証明書とはなりえない
顔写真付きのクレジットカードを本人確認のための正式な証明書として利用することはできませんので気をつけて下さい。
基本的に本人確認となり得るのは公の機関が発行したものとなりますので、免許証・パスポート・保険証・年金手帳・マイナンバーカードなどが該当します。
顔写真付きのクレジットカードはあくまでも不正利用防止を目的としたもので、公的な本人証明書に利用することはできませんので覚えておきましょう。
【補足】クレジットカードの受け取りに必要な顔写真入りの身分証明書
「犯罪による収益の移転防止に関する法律」(犯罪収益移転防止法)によって、平成28年10月から金融機関の口座開設やクレジットカード入会の本人確認方法が変更になり、健康保険証など顔写真のない場合は上記のようにそれ以外にも本人であることを確認できる書類などが必要になりました。
ただし、クレジットカードのインターネット入会時に引き落とし口座の設定も行った場合は受け取り時の本人確認が不要となるケースもあります。
カード会社によって対応が統一されていないように思いますので、クレジットカードを申し込む際には本人確認書類の確認と準備を予め行っておきましょう。
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