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外資とは?の意味と使い方を解説

外資
普段何気なく使っている言葉の中に「外資」という言葉がありますが、具体的には一体どのような事を言うのでしょうか。
ここでは「外資」という言葉を深く掘り下げていきたいと思います。
掘り下げるにあたっては、読み方や、意味、正しい使い方、間違った使い方などを紹介していきます。
では初めに「外資」の読み方の解説をしていきたいと思います。

外資の読み方

では早速ですが、「外資」の読み方から説明していきます。「外資」はそのまま読むと「がいし」になります。
「そとし」や「そとすけ」とは読まなくて、「がいし」だけの読み方になっています。この「外資」の「外」は訓読みだと「そと」や「ほか」という読み方を、「外資」の「資」は「すけ」や「とし」などの読み方をします。
「外」については外国人「がいこくじん」を思い浮かべると、「資」については資本「しほん」を思い浮かべると、言葉の読み方・意味をイメージしやすいと思います。

外資の意味について

外資と聞くと、雇用が不安定だが給料が高い会社、カタカナで記載されている会社、外国人が働いている会社等のイメージがありますが、外資という言葉の意味としては
1「ある国の事業に対して外国や外国人が投資した資本」
2「外資系企業の略」
のことを指します。
つまり、外国や外国人が投資した資本である企業が外資系企業です。
また、実際には外資は外資系企業の略として使われるケースが多く、ビジネス界でもごく一般的に「外資」という言葉を使用します。

外資の正しい使い方

「外資」の正しい使い方と間違った使い方を紹介していきたいと思います。
「外資」の正しい使い方は、外国の資本が入った企業全般を指す際に使います。例えば「外資系企業で働く」や「今回の出資先には外資企業も含まれている」と言った、企業の中でも外国資本を指すときに使います。
したがって、給料が高いとか、社名が英字orカタカナとか、外国人が働いているかは直接関係なく、会社の資本が外国であれば、仮に外国人が働いていなくても外資です

外資の間違った使い方

「外資」の間違った使い方ですが、例えば「外国人が働いている企業」とか、「雇用が不安定だが給料が高い企業」を外資と見做すことです。
「外資」という言葉はあくまでも資本が外国か、外国人によるものであり、その企業の労働条件や働いている人の特徴で外資と判断してはいけません。
特に、外資のイメージは外国人が多く、エリートが働いている、給料が高く、英語/カタカナの社名のイメージがあるのですが、外国人を多く登用し、給料が高く、社名も英語だけども外資でない企業もありますので、資本がどこかをチェックしましょう。

外資を使った例文

この「外資」という言葉を使って会話形式で2つほど例を挙げてみます。「外資」は日常用語というよりも、ビジネスや就活の中で使われることが多い言葉です。
また、「外資」は就活生やビジネスパーソンから見たときの会社の分類として多く使われていて、特に「外資系企業への就職」や「製薬業界における外資企業のシェア」等の使い方をよく目にします。

外資の使い方【例文その①】

Aさん「ねえねえ、私達今年就活生だけど、何したら良いのか分かんないよねー。何かもう取り組んでる?」
Bさん「うん、私は幾つかの会社のために準備を始めているよ」
Aさん「え、早くない???」
Bさん「私は外資系企業への就職を志望していて、外資って就活の時期が他の企業よりも早いからね。まずは自己分析等の簡単なものから準備を始めてるよ」
Aさん「外資系企業ってエリートで給料高いイメージあるけど、就職するのも難しいんでしょ?」
Bさん「うん、英語が出来るだけではだめで、ケース問題とかいろいろ対策が必要みたい」

外資の使い方【例文その②】

部長「製薬市場における我社の国内シェアを報告してくれ」
社員「はい、売上ベースの国内シェアは、16年度は20%、17年度は18%、18年度は15%の見込みです」
部長「なぜ、そんなにもシェアを落としているんだ? 我社の売上はこの3年1%増を達成していたはずだ」
社員「それはこの3年間で外資系企業の製薬メーカー◯◯社が急激に売上を伸ばしている為です」
部長「ううむ、3年前に国内メーカー✕✕社を買収したあの企業か」
社員「はい、それに加えて魅力的な給与を提示して、優秀な営業マンをリクルートしているようです」

外資は英語でなんて言うの?

英語で「外資」の意味にあたる言葉は「foreign capital company」、「foreign-affiliated company」、等が「外資」にあたります。単純に「Foreign company」や「Foreign firm」でも「海外の企業」という意味で相手に対して意味は通じますが、外国の資本という意味を強調したいのであれば、前者を用いるのが良いでしょう。
例えば、「work for a foreign-affiliated company」で「外資系企業で働く」と使います。

外資は中国語でなんて言うの?

「外資」を中国語では「外资」といい、日本語でいう「外資」という言葉とほぼ同義で使われています。「资」という文字は、日本語の「資」と異なりますが、比較的わかりやすい文字ですよね
中国の実際の利用シーンでは「外资」もありますが、「外资企业」を「外資系企業」という言葉の意味として使われていて、
「我把外资企业的转行也加入到了选择中」で「外資系企業への転職を選択肢に入れています」
「招揽外资企业」で「外資企業を誘致する」等、日本と同じような使われ方をしています。

外資の類義語や関連語は?

「外資」の類義語や関連語はどのようなものがあるのかというと、類義語では「外国資本」「外資系企業」などがあり、関連語では「海外資本」「外国資金」「外国マネー」などの関連語があげられます。
どの言葉も国内に資本を持つ企業以外を指しており、海外からの資本・お金で設立された主に企業のことを指しています。
これらの言葉の中でも「外資」という言葉はビジネス用語としても一般的に認知されているものであり、外国の資本が入った企業の意味を伝えるには「外資」が一番良いでしょう

外資の対義語は?

では、「外資」の対義語はどのようなものがあるのかというと、「内資」が最も意味としては妥当で、外資の対義語として用いられています。但し、「外資」を「日本における外資系企業」と捉えると、「国内系」、「日系」、「民族系」などの言葉があげられます。
ビジネスにおける実際の例としては、「外資」を外国資本の海外の会社として見做すことが多いので、その対義語として、「日系企業」または「国内企業」を用いるケースが一般的です。

外資を使った熟語や慣用句、ことわざはある?

では「外資」を使った熟語・慣用句などを少し紹介します。「外資」を使った熟語・慣用句には「外資系」、「外資系企業」、「外資規制」、「外資誘致」等があります。
最頻出単語は「外資系」か「外資系企業」でしょう。特に外資系企業は必ずしも、日本国内の産業にプラスになるとは限らないという考え方もあり、「外資規制」を設けて、国内市場への参入を制限する場合もあります。
一方で、「外資誘致」という言葉の通り、積極的に海外資本の企業を誘致する産業もあります。

外資にまつわるサイト

「https://www.onecareer.jp/articles/652」
上に載せたサイトでは外資系企業にまつわる就活ランキングを紹介していて、人気の企業から、穴場の企業まで71社を公開しています。外資企業が多い、コンサルティングファーム、金融、メーカー、IT等、分類されていて分かりやすく紹介してあります。

2つ目のサイトは、雇用が不安定な外資系企業でもメンタルを保っている人の特徴について紹介しているサイトです。外資系企業に勤めた経験がある著者としても、労働環境がタフな外資で生き抜く為に、是非知ってもらいたいサイトです。
「https://gendai.ismedia.jp/articles/-/54438」

外資の意味や使い方についてのまとめ

「外資」という言葉は外国資本の企業のことを指す「外資系企業」の意味で使われることが多いことが分かっていただけたかと思います。
また反対語は「内資」、「日系企業」、「国内企業」等であり、外資が日本の企業に対をなす意味で使われていることも掴めて貰えたかと思います。
「外資」という言葉は、ビジネス界隈では良く使う単語なので、きちんと意味を理解しておき、正しい使い方をしてくださいね

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