魅力的な応募書類を目指すには、まず書類選考で不採用となる理由を知っておくのがおすすめ。
そこで、不採用の原因を3つのポイントに絞って解説します。
転職活動中の方、必見です!
目次
書類選考で不採用となる理由1:求める人材ではない
書類選考に限った話ではありませんが、企業側が求める人材でなければ選考は通過できません。
これまでの職歴やスキルなど、転職活動では経歴が重視されるのはもちろんのこと、応募者にとっては意外なところで「求める人材ではない」と判断され、不採用となっていることがあります。
転職活動では、年齢も不採用理由に
「求める人材ではない」と判断される材料のひとつに、年齢があります。
日本では、求人票で年齢制限をすることは原則禁止されています。
そのため、定年などを除き、明記されていない場合がほとんど。
とはいえ、企業側としては、「何歳くらいの人を何人欲しい」ということをある程度想定した上で採用活動を行っています。
その年齢に該当していない場合には、書類選考で落とされる懸念があるのです。
年齢が明記されていなくても「20代若手社員多数活躍中!」のようなキャッチコピーがある場合は、20代がメインターゲットだと思っておいてよいでしょう。
「在職中」が不利にはたらくことも
今の仕事を辞めずに、転職活動をしているという方は多いものです。
しかし、企業によっては「在職中」の転職活動者を避けるケースもあります。
在職中の場合は、内定を出しても、業務引き継ぎなどの関係で、入社までに1ヶ月半~数ヶ月かかるのが一般的です。
そのため、「すぐに働いてくれる人が欲しい!」というような求人の場合は、在職中の方はどうしても不利になりがちに。
在職のまま転職活動をすることには、こうしたデメリットがあることを覚えておきましょう。
書類選考で不採用となる理由2;応募書類の内容が不十分
書類選考では、文字通り、履歴書や職務経歴書といった応募書類によって選考が行われるため、当然ながら書類の内容が重要な判断材料となります。
応募書類に記載する内容は色々とありますが、中でも不採用となりやすいのは以下の2点です。
スキルや能力が分からない
自社で活躍してくれるかどうかを判断するのには、応募者のスキルや能力が重要ですが、どんなに高い能力を持った人でも、企業側にうまくアピールができないと意味がありません。
そのため、職務経歴書でこれまでの経歴が分かったとしても、実際にどういったスキルがあるかどうかが分からないと不合格となることがあるのです。
また、企業や募集職種に合ったスキルをアピールすることも大切です。
たとえば、ITスキルを重視しない求人に対して、高いPCスキルをアピールしても、大きなアドバンテージになるとは考えられませんよね。
募集職種や応募先企業にあわせて、スキルや能力をうまくアピールする必要があります。
志望動機など、入社への熱意が感じられない
志望動機は「なぜ応募先企業を選んだのか」を伝える大切なツールです。
一方で、当たり障りのない、借りてきたような文章では、企業側に熱意を伝えることができません。
中でも、「営業職だけ」というように、職種を限定して就職活動している方に多いのが、志望動機の使い回しです。
同じ職種という点では、似たような動機があるかもしれませんが、企業としては「なぜうちの会社なのか」が知りたいのが本音。
使い回しはもちろん、どこかから拾ってきた文章では不十分なのです。
「なぜこの会社を選んだのか」がしっかりと伝わるように、起業理念や経営方針などを参考に、志望動機を考えてみましょう。
書類選考で不採用となる理由3:書類の不備
ちょっとした間違いくらい誰にでもあるもの……ですが、書類選考では命取りになることもあります。
書類の読みにくさや分かりにくさはネガティブな印象につながるため、注意が必要です。
具体的には以下のような点に注意してくださいね。
誤字や脱字は当然マイナスポイント
書類の不備の代表例として挙げられるのが、誤字・脱字。
細心の注意を払っていても間違えてしまう事がありますので、応募書類の作成においてはより一層注意をするようにしましょう。
なお、間違えた場合に修正テープなどの使用はNG。
面倒でも一から書き直す必要があります。
PCで作成する場合でも、漢字の変換ミスはよくあるものですので、気を付けましょう。
文字や写真などの「手抜き感」
転職活動中は何かとあわただしく、応募書類の作成に追われることもあります。
しかし、写真が曲がっていたり、文字が雑だったりといった書類は、企業側にとって気持ちのいいものではありません。
「手を抜いている」「志望度が低い」といった印象を与えてしまう事があります。
字に自信がない方でも、文字の大きさを揃えるよう配慮したり、スペースに合わせて文字の大きさを調整したりするだけでも見た目の印象は大きく変わりますよ。
丁寧な書類を心がけましょう。
フォーマットや提出期限など、企業の指定項目が守られていない
書類選考の提出期限はもちろん、履歴書のフォーマットなども企業によってルールが設けられていることがあります。
こうしたルールが守られていない場合、それだけでもちろん不採用となることがあるので注意しましょう。
「知らなかった」ということがないように、応募用件はしっかりと確認し、定められた条件をクリアした上で応募するのが肝心です。
折り目ひとつにも要注意
応募書類はまとめて、履歴書に添付されていた細長い封筒で送っていませんか?
中途採用の場合、履歴書と応募書類、それに送付状などを同封して送付することを考えると、細長い封筒はパンパンに膨れ上がり、大変不格好です。
何より、折り目がたくさん入った書類は細部が読みにくく、ファイリングなどの管理もしづらく不親切なもの。
書類を送付する際は、折らずに封入できる角2号などの大きめの封筒を選ぶようにしましょう。
目を通す人に配慮した書類の作成を
スキルや能力にばかり注目しがちですが、書類選考突破のカギはそこだけではありません。
企業側が求める人材にあわせて内容を変え、かつ分かりやすく伝わりやすい書類を目指すことが大切です。
不採用となるポイントを参考に、はじめて読む方でも十分に分かる書類を目指すようにしましょう。
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