編集長の田代です。
今の時代、クレジットカードをはじめとしたキャッシュレス化が進むなか、ビジネスマーケットについてもこれまでの商取引とは異なるものが主流になったり、新たなものが生まれたりと目まぐるしく移り変わっています。
今回、『Time is Money Press 〜情熱家のワクワクするお金と時間の使い方〜』で紹介するのは、レンティオ株式会社 代表取締役 三輪 謙二朗(みわ けんじろう)さんです。
目次
本日のお相手であるレンティオ株式会社 代表取締役 三輪謙二朗さん
楽天株式会社の楽天市場事業部で編成やECコンサルタントを経て、2015年4月に当時の仲間とサービスを開始したRentio。
今や大企業の楽天を辞めて、スタートアップを起業した三輪謙二朗さんは、一体どんな人物なのでしょうか?
Rentioにかける想い、家族・友人・社員にかける想いとは?
今回は三輪謙二朗という個人の考えにフォーカスして聞いてみました。
三輪謙二朗が情熱を傾けるもの。それは愛する我が子。
こんな回答で大丈夫ですか?笑
今回は仕事よりも三輪さん個人の部分を知れたらと思いますので。
平日の朝は5時半から7時半、土日・休みの日はフルコミットで子供と遊ぶようにしてる。
それでも平日は2時間という僅かな時間だと思うのですが、その少ない時間で工夫していることってありますか?
子供は4歳の息子と1歳の娘なんだけど、平日の朝は息子はテレビを見ているから娘と遊んで、土日や休みは息子と目一杯遊ぶようにしてて。
息子は最近サッカーを習い始めたから、サッカーを一緒にやったり、パンケーキを一緒に作って食べたり、4歳になればできることも増えるから僕も一緒にできることが増えて楽しいよ。
例えば、田代さんは自分が5歳くらいのときに父親に教えてもらったものって覚えてたりします?
今も好きな歴史とか麻雀とかその頃から教えてもらって。そういうものだけじゃなく色々なものをね。それがあって、僕は今のところいい人生を送れていると思うから、同じようなことを子供にもしてあげたいなぁと思っているんですよね。
特に夜一緒にいれない分、たとえ短い時間でもしてあげられるものはしてあげようと、過ごす時間の密度は意識してる。
あ、例えば嫁が朝から結婚式でいないとなれば、朝の9時から夜寝かせるまで僕が一人で面倒みなきゃいけないんだけど、それができたときは、父親として成長したなぁ〜と思ったかな。
表現が変かもしれないけど、2人とも死ななくて良かった、今日も無事に生きてて良かった〜って笑
それで最近は子供の頭の良さっていつ、どこで決まるんだろうと良く考えるようになって。
1つは遺伝だと思うんだけど、もう1つは接触回数・思考回数なんじゃないかなって思ってたりするんだよね。
例えば、同じテレビ番組を繰り返し見てると段々と興味も薄れてくるし、次の展開とかも考えなくなるよね。つまらなくもなるし。そうならないように、子供が少しでも興味ありそうなものには、積極的に関わらせるようにしているかな。
そうなるためには、色んなことをやらしてあげたいし、できるようにしてあげたほうがいいと思っている。
例えば勉強できないよりできるほうがいいし、スポーツもできないよりできるほうがいいし。
そうなってほしいと願っているから、一緒に遊んでいる(過ごしている)のかな。まぁ、単純に子供も楽しそうだし、僕も楽しいから時間もお金も使えているんだと思う。
子供への投資とおっしゃる方もいるけど、僕の場合はシンプルに僕がしてあげたいし、それで僕も楽しいって気持ちだけだね。
三輪 謙二朗のワクワクする時間の使い方
だからもっと外部から知識を取り入れないといけないなと。
単純に本を読んでいる人、知識を取り入れている人って格好いいと思っているというのもあるけど笑
小説読んだら歴史の本、歴史の本を読んだら経済の本みたいな。
そういえばうちの父親が海戦という本を読んでいて、格好いいと思っていたのも影響されていると思う。
どう考えても60歳超えたおじさんが、海戦を学んだところでその知識を使うことないじゃん笑
絶対いらない知識なのに、それを知っているってことがなんかいいなーって。
あと何年かして、子供から「お父さん、なんでこれはこうなの?」って質問に答えられればいいかなーと思ってるけどね。
こういう質問には分からないとか回答しちゃだめで、「なんでだと思う?」って聞き返してあげると、考えるクセがつくから大事っていうのを本で読んで、今の自分にしっくりきたから実践しているかな。
それこそ大人になるとすぐにググっちゃうと思うんだけど、子供にはそれもさせずに、間違えていてもいいから自分で考えて答えさせるようにしている。「ダンボールが茶色なのはうんちでできているから」でも全然OK。考えさせる習慣が大事だと思う。
別に勉強してほしいというわけではないけど、それで人生が豊かになってくれればいいなと。
三輪 謙二朗が仕事をしていてワクワクする瞬間、楽しい瞬間
あとは、社員が喜んでいる姿かなぁ。
アルバイトから社員になった人、社員の紹介で入社した人がいるけど、そういう縁で仲間になってくれるのはすごく嬉しいと思う。
そういう意味では、たまにお叱りも受けるけどレビューはお客様のありがとうだし、その”ありがとう”を生み出す社員のみんなが活き活きと仕事している姿は見ていて嬉しい。
ただ、売上とか数字は思ったより伸びないと、辛いというネガティブな感情も入っちゃうから、必ずしもワクワクする要素とは言えないかもしれない。
なので、プラス(ポジティブ)な要素としてはやっぱりお客様からのレビューと社員かな。
・本質からずれたことをするのをやめよう
というのは常々自分に言い聞かせているかな。
例えばヤマト運輸の方が来たら「お疲れ様です」急な来客でもお見えになったら「おはようございます」とかそういうのは必ずお願いしている。当たり前のことなんだけど、当たり前のことをちゃんとやろうということ。
(この日、差し入れでアイスクリームを持参したのですが、帰り際に「アイスありがとうございます」「アイスごちそうさまでした」と全員から挨拶いただき、本当に徹底されていると感じました。)
そのおかげて仕事に繋がったり、売上に繋がったりというのもある。
なによりも人の縁を大事にしている。楽しいしね。
Twitter三輪謙二朗@Rentio
毎日同じ人と会っていると刺激がなくなってこない?
だから意識的に外の人に会うようにしているし、社内の人でも同じ人ばかりと一緒にいるのは良くないと思っている。たまには別のメンバーでランチ行ったり、飲み行ったりすることで、普段とは違う情報交換ができたり、知識を得たりできるからね。大切だよ。
三輪謙二朗が食事をしていてワクワクする瞬間、楽しい瞬間
馴染みの店に娘を連れて行って、馴染みの客と「あれ?彼女は三輪さんの愛人ですか?」「いやいや娘ですよ笑」というくだらない話をしながら、娘と飲んで、潰れた娘を介抱しながらタクシーで帰って、家で『わかったか?これがお前の限度だから気をつけなさいよ』って笑
これ有名な話だから受け売りなんだけどね。
だからそうならないように、そこまでは元気でカッコいい父親でいたいなと思うよね。
元気でカッコいい父親でいるために普段の食事で気をつけていることはあるんですか?
あ、でも最近は割と炭水化物を抜くようにしていて、茹でブロッコリーを食べたりしているね。今朝も食べてきたし笑
年を重ねても娘に慕わられるように気をつけないとね。
三輪謙二朗がワクワクするお金の使い方
もちろんAmazonでも買うんだけど、欲しい本があるときは本屋に行って買っちゃうかな。本屋に行くと1つのきっかけから、あの本も、この本も、と次々と知識が連鎖していく感じが楽しいんだよね。だから、いつも2,3冊買っちゃう。その時がすごく楽しいかなー。
でも、あとから考えてこの本今読まなくても良かったな、と買ったあとにいつも気づくんだけど笑
それからよく考えればシバタナオキさんの決算が読めるようになるノートや磯崎哲也さんの週刊isologueのnoteもそうだし、Stockclipも課金してた。
あとpaymoもよく使ってるかも。
あと話しが少しそれちゃうけど、paymoを運営しているAnyPayの代表取締役に井上 貴文さんは僕の楽天時代の同じ部署の先輩なんだよね。その時の部署のメンバーってすごくてさ、上司はそのまま常務執行役員に昇進されて活躍しているし、先輩も起業したり、後輩もフリーアナウンサーになったりとチャレンジャーが多くてさ、刺激もらうよね。
三輪謙二朗のキャッシュレス生活。使っているクレジットカードと使い分け
が1万円、paymoが1万円という割合かな。
例えば1万円の商品購入なら覚えているものだけど、200円、300円の支払いだとすぐ何に使ったか忘れちゃう。だから、そういうときはリアルタイムで残金が分かるデビットカードだと管理しやすい。
デビットカードも口座残高から引かれるといく意味ではSuicaのようなプリペイドカードと同じように使えるし、使ったお金よりも残りのお金と考えると自制が働きやすいと思う。
事業者として感じるクレジットカードの不可解なチャージバックの仕組み
「チャージバック」とは、購入者がクレジットカード会社に対して支払い分の返金を要請することをいいます。例えば、購入者がクレジットカード明細などを確認して、意図せざる引き落としに対してクレジットカード会社に取消を要請するケースが該当します。
チャージバックが正当なものと認められた場合、すでに購入された分の代金をお客さまにご負担いただくことになります。
もし該当する購入代金分の振込が完了していなければ、その分を相殺させていただきます。すでに購入代金の振込が完了している場合、次回以降のご入金金額があれば、その分から相殺させていただきます。返金分が不足している場合は、当社から連絡させていただき、当社の口座にご入金いただくようにご案内いたします。(チャージバックとはなんですか? -PAY.JPより)
それ自体は問題ないよね。不正利用されたユーザーも被害者なんだから。
でもチャージバックを受けると被害金額は店舗が負担するんだよね。
でも僕が一番おかしいと感じているのは、このチャージバックっていう制度ってリアル店舗だとその被害額はカード会社が負担してくれるらしんだけど、オンラインショップ(インターネット上)だと負担しないってところ。
3Dセキュア導入しているとそうじゃない場合もあるみたいだけど。
ただ、レンタルの場合は1万円のチャージバックが起きたとしたら、商品価格自体は元々高いから購入金額以上の被害額になるから、従来の仕組みだけでは成り立たないものもあると感じてる。
ただし商品の盗難リスクを考えた場合、すぐに後払い決済を導入しようとはならない。これからはそのリスクをどう軽減し、0に近づけていくかという取り組みもそうだし、事業者間の提携も必要なんじゃないかなと。
最近だと、新規性の高いビジネス領域特有のリスクを保証するGardiaという企業があって、Rentioも2018年1月に保証サービスを導入したりとかね。
ニュースリリース新時代のリスク保証専門会社「Gardia」(ガルディア) 年間利用実績数万件以上を誇るカメラ&家電のレンタルサービス 「Rentio」にリスク保証サービスを提供開始
三輪謙二朗から皆さんへ金言〜マネーがマネーを呼ぶアドバイス〜
あと2つだけ聞きたいのですが、、、
子供からカッコいいと思われる父親でありたいなと思いますね。大事なことだから二度言いました笑
そういう風に強く思って生きてると、仕事においても私生活においてもしっかりやろうと思うし、本質からずれたことをやらなくなると思うからね。
最後に、読者の皆さんに対して金言を贈っていただけますか?
「自分が好まないことは、他人に対してもしてはならない。」ということなんだけど、僕は「自分がして欲しいと思うことを、他人に対して行いなさい」というのも加えて息子に教えたり、仕事で意識している。
三輪謙二朗さんとのインタビューを終えて
三輪さんと話して感じたことは「話の軸、考えの軸がすべて人を起因としている」ということです。
それも誰かのために自分を犠牲にするというわけではなく、人の利を考えることが自分の利として返ってくるというのが感覚的に分かっているようでした。
そんな三輪さんとのインタビューは育児論、父親論、仕事論としても非常にタメになる時間でした。
インタビューしてよかった……。
【PR】Rentioから皆さまへ
最後にRentioについて紹介させてください。
Rentioは“レンタルを感動するほどカンタンに”するために、レンタル体験そのものを向上させるような取り組みを行っております。
- 梱包されたダンボールにガムテープも同梱することで返却をカンタンに
- ガムテープ不要で封ができる梱包箱
- 返送日の23:59までに全国のコンビニで手続きすればOK
- 届いたダンボールがそのまま説明書に
Rentioでは、借りて返すまでが感動するほどカンタンなレンタルサービスとして自信を持っておりますので、結婚式や旅行の機会に一度ご利用していただけますと幸いです。
公式Rentio
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