ここでは、「窓口」という言葉の意味や使い方などについて詳しく解説していきたいと思います。「窓口」は駅や銀行、郵便局などで使われることが多い言葉でよく使われる身近な言葉の一つです。意味や使い方などの基本的な情報の他にも、英語や中国語での使い方や類義語、対義語、慣用句などの情報についてもご紹介していきたいと思います。
目次
窓口の読み方
「窓口」の読み方は、「まどぐち」という読み方ただ一つになります。他に別の読み方はありませんが、「窓」と「口」を別々にした場合に他の読み方も出来るようになります。「窓」の場合は、「まど」という読み方の他にも「そう」という読み方があります。「口」の場合は、「ぐち」の他にも「くち」「こう」などといった読み方があります。「窓口」の読み方は「まどぐち」だけですが、他にも読み方があることを確認しておきましょう。
窓口の意味について
「窓口」の意味は、いくつか考えられます。外部と関わりを持つところという意味の他にも、ただ単に窓になっているところという意味もあります。また、外からやってきた人に応対して書類や金銭の受け渡しなどといった事務的な作業をする場所という意味でも使われます。この中でも、特に「外来者に対して事務的な手続きなどを行う場所」という意味で使われることが多いです。銀行や郵便局、駅などの窓口として使われることが多いです。
窓口の正しい使い方
「窓口」の正しい使い方は、外部からやってきた人の応対をする場所、事務的な作業をする場所という意味で使われる場合です。一例を挙げると、「保険の窓口で今加入している保険のオプションについて相談してきた。」という使い方は正しいです。保険の相談や簡単な手続きが出来る場所で相談をした、ということになります。また、「駅の窓口に落とし物を届けてきた。」という使い方も落とし物を拾ったので簡単な手続きをしたということで正しい使い方です。
窓口の間違った使い方
「窓口」の間違った使い方は、事務手続きが行えないような場合や外部からやって来る人に応対する人が居ないような場合です。一例を挙げると、「誰も居ない窓口で書類の手続きをしてきた。」という使い方は間違いになります。窓口には必ず誰か居る必要があるからです。また、「エレベーターの窓口に行ってきた。」という使い方も出来ません。窓口は、エレベーターなどの特定の場所ではなく銀行や郵便局、駅の建物の中にあるものだからです。
窓口を使った例文
ここで、「窓口」という言葉を使った例文をご紹介したいと思います。「窓口」は書類の手続きをしたり金銭の受け渡しなどを行う場所という意味で、銀行や駅、郵便局など身近な場所で使われることが多い言葉です。そのため、使い方についてはよく理解している人も多いと思いますが再確認するために具体的な例文を見ていきましょう。
窓口の使い方【例文その①】
まず一つ目の例文は、郵便局での会話の場面です。
「こんにちは、仕事の帰りに郵送したい荷物があるのですが窓口は夜間でもやっていますか?」
「はい、一部の郵便局では夜間も営業しています。こちらでは21時までやっています。」
「そうですか、わかりました。ありがとうございます。」
「郵便局によっては、20時までのところもありますが24時までやっているところもあります。」
「そうなんですね、わかりました。」
この会話では、夜間でも郵便局の窓口は開いているということで正しく「窓口」が使われています。
窓口の使い方【例文その②】
二つ目の例文は、友人の代わりに警察署へ電話する場面になります。
「もしもし、先日友人が詐欺の被害にあったので代わりに相談したいと思ってお電話致しました。友人は現在体調が良くない為友人である私が先に相談できればと思っています。」
「そうですか、それでは相談窓口の方におつなぎ致します。少々お待ちください。」
「はい、わかりました。」
この会話では、相談窓口に電話で相談をするということで正しく「窓口」という言葉が使われています。
窓口は英語でなんて言うの?
「窓口」は、英語にすると「window」や「counter」となります。「家族が詐欺被害に遭ったので、警察署の相談窓口で相談してきました。」という文章を英語にする場合は「Because my family was suffering from fraud, I consulted at the consultation window of the police station.」という文になります。
窓口は中国語でなんて言うの?
「窓口」の中国語は、「窗口(Chuāngkǒu)」となります。「家族が詐欺被害に遭ったので、警察署の相談窓口で相談してきました。」という文を中国語にする場合は「因为我的家人遭受欺诈,我在警察局的咨询窗口进行了咨询。(Yīnwèi wǒ de jiārén zāoshòu qīzhà, wǒ zài jǐngchá jú de zīxún chuāngkǒu jìnxíngle zīxún.)」となります。
窓口の類義語や関連語は?
「窓口」の関連語や類義語は、訪問客の応対をする場所という意味では「受付」「応接室」などの言葉があります。訪問客の応対をする人という意味では「受付係」「応接係」「接待係」などの言葉が考えられるでしょう。また、ただ単に書類の受け渡しなどを行う小窓という意味では「格子窓」もあります。案内をしてもらったり情報を入手する場所という意味では、「インフォメーション」「フロント」「カウンセリングコーナー」などもあります。
窓口の対義語は?
「窓口」の対義語は、特にありません。しかし、対義語として考えられる言葉には「未受付」「不在」などが考えられます。「未受付」の場合は、申し込みや受け付けなどをまだ済ませていないこと、まだ申し込みなどが始まっていないことを意味します。「不在」は、その場にいないということです。本来いるべき場所におらず、留守にしているという意味になります。窓口には、必ず誰かが居て取引をするので「未受付」や「不在」は対義語に値するでしょう。
窓口を使った熟語や慣用句、ことわざはある?
「窓口」を使ったことわざは、特にありません。しかし、慣用句であればいくつかあります。「窓口」を使った慣用句には、「窓口販売」「窓口規制」などがあります。「窓口販売」とは、お客に対して窓口で直接物を売ることを言います。郵便局や保険などの窓口で、金融商品や保険商品を売るということです。「窓口規制」の場合は、取引先の金融機関に日本銀行が業務に関する指導を行うことを言います。また、「窓」と「口」に関する熟語では「客窓」「回転窓」や「悪口」「一口物」などの熟語があります。
窓口にまつわるサイト
「窓口」にまつわるサイトを2つご紹介します。
http://english.cheerup.jp/corpus/search?name=%E3%81%BF%E3%81%A9%E3%82%8A+%E7%AA%93%E5%8F%A3
こちらのサイトでは、「窓口」を使った英語での例文が詳しく掲載されているので役立ちます。
https://kotobank.jp/word/%E7%AA%93%E5%8F%A3-635259
こちらのサイトでは、「窓口」の基本的な意味について詳しく掲載されています。
窓口の意味や使い方についてのまとめ
「窓口」とは、訪問者の応対をする場所で事務的な作業を行うところを言います。一般的には、銀行や郵便局、駅などで使われることが多いです。日常的に慣れ親しんだ言葉になりますが、間違った使い方によって正しい意味が伝わらなくなることがあります。ここで、正しい意味を確認しながら関連した言葉や真逆の意味を持つ言葉も確認しましょう。
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