「モバイルSuicaは普通のSuicaと何が違うの?」
JR東日本エリアにお住まいの方であれば、Apple PayやGoogle Payを利用する際に目にしたかもしれないモバイルSuica。
そこで、この記事ではモバイルSuicaの主な機能や使い方についてまとめました。
モバイルSuicaとは
モバイルSuicaとは、交通系電子マネーのSuicaがスマホや携帯電話一体型となったサービスです。
iPhoneで使える
モバイルSuicaは、iPhoneに専用アプリをダウンロードすれば利用できます。
iPhoneの「設定」→「WALLETとApple Pay」→「エクスプレスカード」から登録しておけば、Touch ID/Face IDなしで自動改札機を通過できるようになりますので非常に便利です。
エクスプレスカードで充電が必要な時も安心
エクスプレスカードが有効になっていれば、iPhoneの充電が必要な時でもモバイルSuicaが使えることがあります。
下記モデルのiPhoneにはエクスプレスカード用の予備電力機能が備わっていますので、充電が必要な状態になってから最大5時間はモバイルSuicaが使える可能性があります。
- iPhone XS
- iPhone XS Max
- iPhone XR
Androidスマホも使える
AndroidスマホでもモバイルSuicaを利用できます。
モバイルSuicaの基本情報
機能 | モバイルSuica | Suicaカード |
---|---|---|
新規発行 | スマホで発行 | 券売機や窓口で発行 |
デポジット | 1,000円 | 500円 |
年会費 | 無料 | 無料 |
還元(2019年10月開始) | 2.0% | 0.5% |
現金チャージ | 対応(セブン銀行ATMなど) | 対応(券売機・セブン銀行ATMなど) |
現金チャージ | 対応(セブン銀行ATMなど) | 対応(券売機・セブン銀行ATMなど) |
クレジットチャージ | 対応 | 対応(VIEWマークのあるカードのみ) |
残高表示 | スマホで確認 | 券売機等で確認 |
履歴の確認 | スマホで確認 | 券売機等で確認 |
ネット決済 | できる | できない |
再発行 | スマホで手続き | 窓口で手続き |
チャージ払いもどし | スマホで手続き | 窓口で手続き |
みどりの窓口が不要に
モバイルSuicaは、みどりの窓口や券売機が必要だった手続きのほとんどがスマホで完結できるというメリットがあります
加えてモバイルSuicaに登録したクレジットカードであれば、ビューカード以外でもクレジットチャージができるようになりますので、モバイルSuicaのほうが利便性が高いと言えるでしょう。
モバイルSuicaに関するニュース一覧
モバイルSuicaに関するニュース情報をまとめました。
新幹線のモバイルSuica特急券が終了【2020年3月13日まで】
モバイルSuica特急券は東北・山形・秋田・北海道・上越・北陸新幹線をチケットレスで利用できるサービスですが、2020年3月13日をもって終了しました。
その代わり、JR東日本・JR北海道・JR西日本の3社は、東北・北海道、上越、北陸、山形、秋田の各新幹線の指定席または自由席を対象に新たなチケットレスサービス(IC乗車サービス)を導入することを発表しております。
モバイルSuicaの年会費が無料に【2020年2月26日から】
モバイルSuicaは年会費1,030円(2019年10月から1,050円)かかりますが、2020年2月26日から完全無料になりました。
モバイルSuicaの年会費が完全に無料になればいよいよSuicaカードを利用する理由がなくなりましたね。
モバイルPasmoが登場!【2020年3月18日から】
2020年3月18日(水)10:00にモバイルPASMOが登場することになりました。
PASMOユーザーが待ち焦がれていた、PASMOのスマホチャージが可能になります。
モバイルSuicaの特徴
モバイルSuicaの特徴を紹介していきます。
チャージ方法
モバイルSuicaのチャージ方法は、3通りです。
なお、1回のチャージ金額は、500円単位で10,000円まで指定することができます。
また、チャージ上限額は、スマホ端末内の残額とあわせて20,000円までとなります。
- クレジットカードでチャージ
- 現金でチャージ
- JRE POINTでチャージ
使えるクレジットカード
モバイルSuicaに登録できるクレジットカードは、以下の通りです。
ほとんどの国際ブランドがチャージできます。
- JCB
- VISA
- Mastercard
- American Express
- Diners Club
- JR東海エクスプレス・カード
オートチャージ
モバイルSuicaにクレジットカードでチャージする方法の中には、オートチャージできるものもあります。
オートチャージは、自動改札にタッチして入出場するときに、チャージ残額が一定金額を下回ったら自動でモバイルSuicaへチャージされる仕組みです。
なお、モバイルSuicaにオートチャージできるクレジットカードはビューカードが発行するカードのみになります。
- 「ビュー・スイカ」カード
- ビックカメラSuicaカード
- JREカード
- ルミネカード
定期券も利用できる
モバイルSuicaは定期券としても利用することができます。
利用可能な定期券は以下の通りです。
定期券の種類 | 大人用 | こども用 |
---|---|---|
通勤定期券(割引のものを除く) | 利用可 | 利用不可 |
通学定期券(大学・専門学校生相当のみ) | 利用可 | 利用不可 |
グリーン定期券 | 利用可 | 利用不可 |
新幹線定期券(FREX・FREXパル) | 利用可 | 利用不可 |
定期券の購入
定期券の購入は、iPhoneまたはAndroidスマホのモバイルSuicaからできます。
- 手順1「チケット購入」タブより「定期券」を選択
- 手順2「1.新規購入」を選択
- 手順3「1.通勤定期券」または「2.グリーン定期券」を選択
- 手順4「乗車駅」「降車駅」「経由駅」の文字をそれぞれ1文字以上入力して検索
- 手順5検索結果の候補から「乗車駅」「降車駅」「経由駅」を洗濯
- 手順6経路候補から希望の経路を選択
- 手順7「使用開始日」と「期間」を選択
- 手順8表示された定期券内容を確認し「購入する」を選択
- 手順9定期券購入が完了
定期券の領収書は発行
モバイルSuicaでは定期券の購入・払いもどしの履歴を確認することができますので、それを領収書として提出することができます。
ただし領収書形式で印刷できるのは、パソコンから確認したときのみとなりますので気をつけましょう。
モバイルSuicaのポイント
JR東日本の在来線を、JRE POINTに登録したモバイルSuicaで乗車するとポイントが貯まります。
さらに、モバイルSuicaでJR東日本の乗車賃・グリーン券・定期券・タッチでGO!新幹線を購入すると2.0%のJREポイントが還元されますのでお得です。
対象 | モバイルSuica | カードタイプのSuica |
---|---|---|
JR東日本の在来線 | 2.0%還元(50円ごとに1ポイント) | 0.5%還元(200円ごとに1ポイント) |
Suicaグリーン券 | 2.0%還元 | 0.5%還元 |
定期券 | 2.0%還元 | なし |
タッチでGO!新幹線 | 2.0%還元 | 0.5%還元 |
モバイルSuicaをJREポイントに登録する方法
- 手順1JRE POINT WEBサイト会員仮登録JRE POINT WEBサイトより入力項目を全て入力し、[次へ]をタップ
- 手順2入力確認登録内容を確認し、問題なければ[登録する]をタップ
- 手順3仮登録の完了仮登録が完了しメールが届きます。
メールに記載されているURLより会員登録手続きへ進んでください。
※登録手続き用URLの有効期限は、発行から1時間となっております。1時間以内に手続きをお願いいたします。 - 手順4サイトへログイン会員仮登録で設定したメールアドレス、パスワードでログインする。
- 手順5第2パスワードの設定第2パスワードは各種履歴確認や会員情報確認・変更など重要な情報にアクセスする際に必要となります。
- 手順6登録するポイントサービスを選択「登録ポイントサービス選択」で「Suicaで登録される方」を選択する
- 手順7Suica種類選択「Suica種類選択」で「モバイルSuica」を選択する
- 手順8必要事項を入力モバイルSuicaに登録のメールアドレス(Apple Payの場合はSuica識別ID・パスワード)とその他の必要事項を入力し[次へ]をタップ。Suica識別IDの確認方法モバイルSuicaのアプリを開き、Androidの場合は[その他]→[会員メニュー]→[携帯情報端末の情報]、iPhoneの場合は[i]マークをタップ
- 手順9入力内容を確認入力した必要事項に間違いがないか確認してください。
- 手順10登録完了登録完了メールが届いていることを確認してください。
JREポイントの貯め方
モバイルSuicaのJREポイントの登録が完了したら、「Suica登録して貯まるマーク」(上画像)の加盟店でSuica払いをすれば100円or200円ごとに1ポイント貯まるようになります。
他にもJR東日本の在来線の乗車賃でも貯まりますので、特に通学・通勤している方は必ず登録しておきましょう。
ポイント還元の店舗/サービス(一部) | ||
---|---|---|
対象 | ポイント付与 | 還元率 |
在来線の乗車賃 | 50円で1ポイント | 2.0% |
Suicaグリーン券 | 50円で1ポイント | 2.0% |
モバイルSuica定期券 | 50円で1ポイント | 2.0% |
紀伊國屋書店 | 100円で1ポイント | 1.0% |
acure | 100円で1ポイント | 1.0% |
NewDays | 200円で1ポイント | 0.5% |
イトーヨーカドー | 200円で1ポイント | 0.5% |
ヤマト運輸 | 200円で1ポイント | 0.5% |
効率的にJREポイントを貯めるにはVIEWマークの付いたクレジットカードも使うと良いでしょう。
注目!!SuicaチャージにおすすめのクレジットカードモバイルSuicaの使い方
モバイルSuicaの使い方をまとめました。
Apple Payで使える
モバイルSuicaは、SuicaカードをApple Payに取り込むことでも利用できます。
Google Payも使える
Androidスマホを利用している方は、Google PayでもSuicaを利用できます。
おサイフケータイも使える
おサイフケータイでもモバイルSuicaは利用可能です。
機種変更
モバイルSuicaを利用している端末を機種変更する場合、機種変更の手続きをする前に定期券や電子マネー残高の情報を一時的にセンターサーバに移す手続きが必要です。
移行後に新しい機種に情報を取り込むことで、以前と同様に「モバイルSuica」が利用できます。
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