「NR(ノーリターン)」という言葉をみたことはありませんか?
「NR(ノーリターン)」という言葉は、いろいろな場面で使われるのですが、ビジネスの場面では、ホワイトボードで使われる機会が最も多いと思われますが、その意味はわかりますでしょうか?
今日では、知らないと困ることにもなってしまう「NR(ノーリターン)」の意味と使い方を解説していきます。
目次
「NR(ノーリターン)」の読み方大丈夫だよね?
「NR」は、「エヌアール」と読まれることがありますが、和製英語の「ノーリターン」と読まれることもあります。
「NR(ノーリターン)」の意味とは?
「NR(ノーリターン)」は、様々な言葉を略したものとして使われていますが、ビジネス用語としては「no return」が一般的だと思われます。
- no return:仕事を終えたらそのまま自宅に帰宅するという意味の「直帰」を表しています。
営業担当や、管理職など、客先への訪問など、社外に頻繁に出ている人などが多く利用する傾向にあります。
同様に似たような意味として使われているケースもみられます。「not related」の意味での「NR」ですと、関連なしの意味になります。
また業種や職種によっては、その業界でのみ頻繁に使われる「NR」もあるようですので、注意しましょう。
「NR(ノーリターン)」を使うシーン
「NR(ノーリターン)」を使う場面は、自分の帰りのスケジュールをお知らせするときになります。皆に伝える意味では、スケジュールボードに「直帰」ではなく「NR」と書いて済ませるのが通例になります。もしくは、メールで伝える場合にも、「NR(ノーリターン)」が使われるでしょう。
「NR(ノーリターン)」を使った略語の例とその意味
- 15:00 ○○会社に訪問/NR
- 15:00 ○○会社/NR
と自社の上司のAさんのスケジュールボードに書かれていた場合は、○○会社に15:00に訪問して面談時間のあとは、自社には戻らず、そのまま自宅に帰ります(直帰します)という意味のことです。
ホワイトボードやスケジュールボードなどに書かれた予定をみて、対応する場面に使われます。
15:00 ○○会社/NRと書かれていた場合、他社からの電話での問い合わせに
「Aは、ただ今外出中です。本日は戻りません。」と伝えることができます。
もちろん、社内での問い合わせにも「A部長でしたら、○○会社の面談が終わられたあと、今日は直帰の予定になっています。」と応えることができます。
「NR(ノーリターン)」を英語にするなら?
「NR(ノーリターン)」は、「no return」のことですが、英語では「返品不可」という意味になります。
和製英語の「NR(ノーリターン)」の「直帰する」意味するところの英語は、「To go straight home」となります。
- 直帰する:
go straight home - 直ちに帰宅するよう命じる:
I order you to go home immediately. - 会社に戻らず直帰することを上司に電話で伝えた:
I told my boss over the phone that I would be going straight home without returning to the company. - 体調が良くないので、2:30 に顧客と面会したあとで直帰するつもりです:
I’m feeling unwell and am going straight home after meeting with clients at 2:30.
「NR(ノーリターン)」は、他の意味もあるので関係性を考える
直帰時は「NR」と書く人もいれば、「今日は、ノーリターンだから」といって出かける人もいます。会社の多くは、直帰と書かれているところが多いのが通常です。
ちなみに、「直帰」の反対は、「直行」ですが、「GS」という略語を使われます。「Go Straight」の略語だと思われますが、英語では「Go Direct」になります。
このような和製英語の略語は今後も増えていく可能性が考えられます。その場合、全ての「NR」を直帰と考えてしまうと意味が通じないこともありますから、注意しましょう。常に、前後の言葉との関連性を考え、わからない場合は早めに確認をするようにした方が無難だと言えるでしょう。
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