仕事で大切なのは何も仕事内容だけではありません。
職場の雰囲気によっては会社に行きたくないほどストレスになることもあるでしょう。
ストレスを抱え込んだまま仕事を続けるのは辛いこと。
どうせなら職場の雰囲気を良くする取り組みをしませんか?
ここでは、職場の雰囲気を明るくするために自らできる方法を紹介します。
目次
職場の雰囲気が悪いことのデメリットとは?
仕事は個々で取り組むものだから、職場の雰囲気なんて関係ないと思いますか?
会社組織にいる以上、職場の雰囲気はとても大切。
まずは職場の雰囲気が悪いことでどんなデメリットがあるのかを紹介します。
社員同士でトラブルが起きやすい
職場の雰囲気は社員たちの精神面に影響を与えます。
いつもピリピリした雰囲気で皆がイライラしている状況だと、責任転嫁の応酬がはじまったり、社員同士で意見が食い違った場合にぶつかったりと、トラブルが起きやすいもの。
あてどころのない不満や愚痴が多くなり悪口合戦が始まるなど、人間関係も最悪になります。
多少の意見相違も、雰囲気がよければお互いに認め合うことができ、よりよい解決策を導くことにつながるということは覚えておきましょう。
チームワークが業績に与える影響
会社は組織ですから、基本的にチームワークが大切です。
個々の能力がいくら高くても、チームとしてまとまっていなければ成果には上限があるでしょう。
能力レベルは平均的な社員たちでも、協力体制が整っていれば、際限なく成果を挙げることも可能なのです。
特に協調性が求められる日本の企業ではそれが顕著。
チーム一丸になることで社員たちの士気も高まり、業績アップに貢献することになります。
有能な人材が流出するリスク
有能な人材は職場の悪い雰囲気が業績悪化の要因であることをすぐに理解するでしょう。
有能であれば転職市場でもひっぱりだこ。
チームワークが乱れ雰囲気が悪い職場などさっさと見捨て、雰囲気のいい優良企業に転職してしまいます。
有能な人材が転出すれば、他の社員への影響も大きく次々と流出が激しくなります。
最終的にはぶら下がり社員やどこでも雇ってもらえなかった社員だけが残り、会社そのものの存在が危ぶまれることになるかもしれませんね。
情報共有ができずミスにつながりやすい
雰囲気が悪くコミュニケーションが適切に取れない職場はミスが多くなります。
それぞれが情報を共有することで、ミスを事前に防ぐことができ、トラブル時の報告や相談もスムーズにいくからです。
特に気をつけたいのは新人が情報を抱え込むこと。
雰囲気が殺伐としていると、新人が困ったことを誰にも相談できなくなり、大きなトラブルに発展した時に発覚することもあるのです。
抱え込んだ新人を責めるのは簡単かもしれませんが、新人が相談できない雰囲気を容認していた自分たちの責任もあると思うべきでしょう。
今すぐ始めよう!自発的な職場の雰囲気作りとは?
職場の雰囲気を良くすると言っても具体的に何をすればいいのでしょうか。
自分一人では何もできることなどないと思うかもしれませんね。
しかし、自分発信でできることはたくさんありますよ。
ここでは、自発的に取り組める雰囲気作りの方法を紹介します。
挨拶はどんな相手でも自分から
「挨拶はどんな相手に対しても自分からすること。」当たり前のことのようで意外とできている人は少ないものです。
例えば相手が自分より下の立場の部下や後輩だったらどうでしょうか。
相手から挨拶して当然と思う人もいるはずです。
相手が挨拶しなければ不機嫌になり、「あいつは挨拶をしない。」と陰口を言う。
それでは何の解決にもなりません。
自ら挨拶してくれる相手に対して嫌な感情を抱く人はまずいません。
特に上司や先輩に対しては若い人も心を開き、「今度は自分から挨拶しよう。」「この人になら色々相談できるかも。」と自発的になってくれますよ。
挨拶は雰囲気作りの礎になるもの。
全員が笑顔で挨拶できる職場なら、自然と雰囲気がよくなることでしょう。
まずは自分だけでも挨拶を徹底することが第一歩です。
人のいいことは声に出して褒める
大人になると褒められる機会などそうはありませんよね。
仕事を頑張っても自分で自分を褒めるしかないという、切ない状況が当たり前なのが社会です。
しかしそれでは勿体ない。
褒められることで「もっと頑張ろう。」と意欲がわくことはどんな人でもあるのです。
褒め言葉は基本的にプラスの空気感をもっているので、雰囲気作りに最適。
相手をけなす言葉だけが飛び交っている職場と、褒め言葉が多い職場。
どちらがいい雰囲気かは容易に想像できますよね。
もし誰かから認められたい、褒められたいと思ったら、自分も誰かを褒めているか振り返ってみましょう。
人のいいところを見つけて褒めるようにしている人は、自らも褒められやすくなりますよ。
重要なのは声に出すという点。
いくら心の中で褒めても相手には伝わりませんから、しっかり声に出して伝えましょう。
雑談も大事。コミュニケーションを積極的に
業務とは関係のない話を仕事中にするなんて言語道断、私語は一切禁止してこそ仕事だと思う人もいるでしょう。
もちろん、私語は慎むのが基本ですが、ワンポイントとして使うと効果的です。
例えばヘアスタイルや服装についての話題。
業務には関係なくても一言二言その話題に触れるだけで、相手の警戒心が解けて仕事の話がスムーズにいきます。
仕事だけの話をぎゅうぎゅうに詰め込まれても、相手は息苦しさを覚えているかもしれません。
コミュニケーションを上手にとるためのとっかかりとして、雑談は最適。
コピーを取っている最中やちょっとした移動時間など、業務外の話をできるチャンスは意外と多く転がっていますよ。
助け合い精神でチームワークを構築しよう
チームワークを築くためには自分一人ではどうにもなりませんが、自分から発信しなければ何も始まりません。
職場の人が困っているときは積極的に手伝いを申し出ましょう。
毎日遅くまで残業している人がいれば、何かできることはないかと聞いてみるのもいいでしょう。
誰かが誰かを手伝っているのを見ると、他の人も手伝うようになります。
それがいい循環を生み、最終的に自分が困っているときに助けてもらうことができるのです。
誰かがやらなければならない仕事は自分がやる
会社の中には担当が決められている仕事と、担当はいないけれど誰かがやらなければならない仕事があります。
自分の担当業務をこなすことは当然として、誰かがやらなければならない仕事も積極的に取り組みましょう。
そういう人が1人いると、感化されて自発的に動き出す人が現れます。
職場全体で自発的な動きがでてくると、雰囲気が劇的によくなりますよ。
そんなの自分の仕事が増えて損するだけだと思いますか?
はっきり言って、損するどころかメリットしかありません。
担当業務を効率的に終わらせて時間を作る工夫ができますし、自発的な姿勢で動く人を見ている人は必ずいます。
自分の仕事しかやらない人より、人のためにも動ける人の方が評価されるのは言うまでもありません。
職場内の愚痴は雰囲気を重くするだけ
仕事をしていると愚痴の一つも言いたくなることがあるでしょう。
我慢もストレスを溜めこむ原因ですから、愚痴自体を否定するわけではありません。
ただし、愚痴をもらす場所と相手を選ぶことが大切。
職場内で簡単に口にする愚痴は、負のオーラをまとって雰囲気を重くするだけです。
愚痴を受ける方は労力がいるということを理解し、誰もが仕事に集中できるように職場内では愚痴を言わないようにしましょう。
飲みがきついならランチに誘おう
職場の雰囲気作りはコミュニケーションを取ることから。
わかっていても正直人付き合いが苦手だったり、定時後の時間をプライベートに割きたくないという人もいるでしょう。
その場合は、職場の人をランチに誘うのがおすすめです。
昼の1時間でも、飲み会の3時間でも、残るのはコミュニケーションを積極的に取ろうとしたという事実だけ。
積極的な姿勢が相手の心を開き、職場の雰囲気アップにつながるのです。
職場の雰囲気は一人一人の意識改革で変わる!
職場の雰囲気が悪くて会社に行きたくないと思うのは辛いことですが、他力を期待しても何も変わりません。
まずは自分の意識改革をおこなって自発的に働きかけることで、その気持ちが他の社員にも伝わります。
結果的に職場全体の雰囲気が良くなり、会社に行くのが楽しいと思えるようになることも。
まずは雰囲気作りのための努力をしてみましょう。
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