電車やバスの運賃の支払い、コンビニでの支払いなどに便利なPASMO。
引っ越しなどの理由で使わなくなったPASMOは、払い戻しをすることでデポジット代の500円とチャージしたSF残高を受け取ることができます。
今回は、PASMOの払い戻しに必要な物や手続きの方法、戻ってくる金額の計算方法などを紹介します。
目次
PASMOを払い戻しするには
使用しなくなったPASMOは、PASMOエリアの駅やバスの営業所などで簡単に払い戻しすることができます。PASMOの払い戻しに必要なものは、不要となったPASMOと公的証明書(無記名PASMOの場合は不要)です。
ただし、PASMO定期券や一体型PASMOの場合は手続き方法が異なるので、注意が必要です。
PASMO定期券を払い戻したい場合は、定期券売り場にて払い戻しの手続きを行ってください。
電車とバスの両方をPASMO定期券として利用している場合は、鉄道会社とバス会社の両方で払い戻しの手続きをする必要があります。
それぞれの窓口に行って、払い戻しの手続きをしてください。
一体型PASMOのクレジットカード機能も解約したい場合は、PASMOの払い戻し手続き後にクレジットカード会社でも手続きが必要になります。
PASMOの払い戻しが可能な場所はどこ?
PASMOの払い戻しは、都営地下鉄各駅・都バス営業所・支所・荒川電車営業所・日暮里・舎人ライナー日暮里駅・西日暮里駅・定期券発売所(一部を除く)にて手続きが可能です。
お近くの駅や営業所などで、PASMOの払い戻しがしたいと係員に申し出てください。
PASMOの払い戻し、駅での手続き方法
購入は券売機でも可能なPASMOですが、払い戻しは窓口のみの対応となっています。
払い戻しをする場合は、払い戻しするPASMOと公的証明書(健康保険証や免許証など)を持って、駅やバスの営業所にある窓口に申し出てください。
払い戻しをするための申請書に必要事項を記入し、その場ですぐに払い戻すことができます。
無記名PASMOの場合は本人ではなく家族でも払い戻しができますが、記名PASMOやPASMO定期券・一体型PASMOなどは本人しか払い戻しができないシステムになっています。
一部例外として、持ち主本人が既に死亡している場合と長期の入院で本人が来られない場合などは家族による払い戻しが可能です。
PASMOの払い戻し、必要な手数料は?
以前は払い戻しに手数料が必要だったPASMOですが、現在は手数料はかからない仕組みになっています。
ただし、定期券機能付きのPASMOを払い戻す場合は手数料がかかります。
PASMO定期券の払い戻しに必要な手数料は、PASMO定期券を利用していた会社によって違いますので、窓口にて確認することをおすすめします。
PASMOの払い戻し、金額の計算方法
PASMOを払い戻した際にもらえる金額は、どのPASMOを使っているかによって変わってきます。
「SF残高(チャージ残高)+デポジット代(500円)=払い戻しされる金額」
となります。
「(定期券の払い戻し計算額-払い戻し手数料)+SF残高(チャージ残高)+デポジット代(500円)=払い戻しされる金額」
となります。
PASMO定期券の払い戻しには手数料がかかります。
手数料は事業者により異なりますので、不明な場合は各事業者にお問い合わせください。
一体型PASMOの場合は
「SF残高(チャージ残高)=払い戻しされる金額」
となり、
定期券付き一体型PASMOの場合は
「(定期券の払い戻し計算額-払い戻し手数料)+SF残高(チャージ残高)=払い戻しされる金額」
となります。
PASMOにチャージしたお金は払い戻しできる?
予定より多い金額をPASMOにチャージしてしまったので、払い戻しをしたいという場合もあるかと思います。
チャージした直後で未使用の場合に限り、チャージした駅にて払い戻しは可能となっているようです。
間違えて多くチャージしてしまったということを、その場ですぐに駅員さんに申し出てください。
既に使用してしまったという場合は、PASMO自体を払い戻しするというのもおすすめです。
PASMOの払い戻しはJRの窓口でもできる?
JRの窓口ではPASMOの払い戻しはできません。
PASMOの払い戻しをしたい場合は、PASMOエリアの駅やバスの営業所がある窓口にて手続きを行ってください。
PASMOの払い戻しは関西でもできる?
PASMOは関東地方の私鉄やバスを利用する人のために作られましたが、関東以外での利用も可能となっています。
関西での利用やチャージも可能なPASMOですが、残念ながら払い戻しは関西地方で行うことはできません。
PASMOの払い戻しはPASMOエリアの駅やバスの営業所のみ可能となっていますので、SF残高やデポジット代を払い戻したい場合は、関東地方にある対応窓口にて手続きをしてください。
PASMOの払い戻しを羽田空港でしたい場合
旅行中に使っていたPASMO。
持ち帰っても使えないので、羽田空港で払い戻しをしたいという人も多いと思います。
羽田空港を利用する人がPASMOの払い戻しをする場合は、羽田空港内にある京急線の窓口にて払い戻しが可能です。
また、モノレール羽田空港駅はSuicaの払い戻ししかできないので注意が必要です。
PASMOの払い戻しを成田空港でしたい場合
PASMOは羽田空港で払い戻しができるように、成田空港でも払い戻しは可能です。
成田空港を利用する人がPASMOの払い戻しをする場合は、成田空港内にある京成線の窓口にて払い戻しが可能です。
Suicaの払い戻しをしたい場合は、JR線窓口にて手続きを行ってください。
PASMOの払い戻しを本人以外がしたい場合は?
基本的にPASMOの払い戻しは本人以外できないシステムとなっていますが、持ち主本人が払い戻しできない状態である場合は、家族などの代理の人が払い戻しをすることも可能となっています。
本人以外が払い戻しをする場合は、PASMO持ち主の公的証明書(写しも可)と委任状・代理人の公的証明書などが必要になります。
念のため、PASMOエリアの駅やバスの営業所に確認することをおすすめします。
PASMOの払い戻し、持ち主が入院している場合
無記名の場合本人以外にも払い戻しが可能なPASMOですが、記名PASMOの持ち主が入院などで払い戻しが不可能な状態の場合は、家族が払い戻し手続きをすることができます。
PASMO所有者が長期入院などの場合は入院を証明する書類などを用意し、払い戻しのための申請書・公的証明書(本人の公的証明書と代理人の公的証明書)を持参の上、払い戻し可能な窓口に申し出てください。
必要書類などは変わっている場合もありますので、事前の確認をおすすめします。
PASMO定期券の場合は、定期が有効な内は残りの期日分の代金が返金されます。
PASMO定期券の払い戻しを考えている人は、早めに手続きするようにしてください。
PASMOの払い戻し、死亡による相続手続きの場合
記名PASMOの持ち主が既に死亡している場合も、入院している場合と同じように家族が払い戻し手続きをすることができます。
PASMO所有者が既に死亡している場合は死亡診断書、払い戻しのための申請書・公的証明書(本人の公的証明書と代理人の公的証明書)を持参の上、払い戻し可能な窓口に申し出てください。
必要書類などは変わっている場合もありますので、事前の確認をおすすめします。
まとめ
今回は、PASMOの払い戻しについて紹介しました。
交通機関やコンビニの支払いなどで便利なPASMOは、使用しくなった場合は払い戻しをすることで、SF残高とデポジット代500円が返金されます。
旅行が終わって使わなくなったPASMOや理由があって使わなくなったPASMO定期券などは、早めの払い戻しをおすすめします。
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