Square(スクエア)はアメリカのSquare(スクエア)社は開発し、日本では三井住友カードが全面バックアップしている決済サービスです。
昨今、クレジットカードやコード決済などのキャッシュレス決済が急激に普及しています。
Square(スクエア)は新興のフィンテックサービスとして世間で注目を集めていますが、三井住友カードとの連携強化によって、普及が加速することが予想されます。
そこで、Square(スクエア)とはどんなサービスなのか?を解説するとともに、Square(スクエア)の手数料について、わかりやすく解説します。
目次
Square(スクエア)とはどんなサービス?
Square(スクエア)はアメリカのSquare(スクエア)社が開発したサービスで、日本では三井住友カードが全面バックアップしている決済サービスです。
Twitterの創業者ジャック・ドーシーが開発したサービスですので、知名度と話題性はかなり高いと言えます。
クレジットカードの主要国際ブランドの決済が可能ですので、キャッシュレス決済の導入を検討している事業者の方はこの機会に契約するのがおすすめです。
初期導入費 | 無料 | 月額固定費 | 無料 |
---|---|---|---|
決済システム利用料 | 3.25%〜3.95% | 入金手数料 | 無料 |
締め日 | 三井住友、みずほ銀行:毎日 それ以外の金融機関:毎週水曜日 | 入金タイミング | 三井住友、みずほ銀行:翌日 それ以外の金融機関:週1回 |
加盟店手数料3.25%の対応ブランド | VISA、マスターカード、アメックス、ダイナース、DISCOVER | ||
加盟店手数料3.95%の対応ブランド | JCB | ||
対象外の決済ブランド | Suica、Apple Pay、Google Pay、iD、QUICPay、WAON、nanaco、楽天Edy |
Square(スクエア)は、スマホやタブレットに専用カードリーダーを装着することで簡単にキャッシュレス決済ができるようになります。
Square(スクエア)の創業者と三井住友カード
日本には2013年に上陸した比較的新しいサービスですが、Square(スクエア)の創業者は、Twitterの創業者でもあるジャック・ドーシーという人です。
Twitterの創業者が開発したサービスですので、知名度と話題性はかなり高いと言えます。
また、話題性に加えて、日本では三井住友カードがSquare(スクエア)と提携強化を行っていますので、三井住友銀行の全国支店でSquare(スクエア)が紹介されています。
まだまだ一般的な知名度は低いSquare(スクエア)ですが、今後はSquare(スクエア)を導入する企業が増えることが予想されますね。
Square(スクエア)の導入キャンペーン
Square(スクエア)では、2つのキャンペーンを実施しています。
キャッシュレス・消費者還元事業に登録で決済端末が0円に
Square(スクエア)では、2020年4月30日までにキャッシュレス・消費者還元事業へ登録すると決済端末が無料で提供するキャンペーンがあります。
また、決済端末の0円提供以外にも、登録した事業者は2019年10月から2020年6月末まで決済手数料が実質2.16%となります。
ただし、この事業への登録には対象制限がありますので注意が必要です。
小売業 | 資本金(または出資総額)5000万円以下 従業員 50人以下 |
旅館業 | 資本金(または出資総額)5000万円以下 従業員 500人以下 |
卸売業 | 資本金(または出資総額)1億円以下 従業員 100人以下 |
ソフトウェア・情報処理 | 資本金(または出資総額)3億円以下 従業員 300人以下 |
その他のサービス業 | 資本金(または出資総額)5000万円以下 従業員 100人以下 |
その他の業種 | 資本金(または出資総額)3億円以下 従業員 300人以下 |
【終了】決済手数料タダではじめようキャンペーン
2019年3月26日(火) 〜 2019年9月30日(月)の期間中、Square(スクエア)の新規アカウント登録を行えば、カード決済額の最大30万円分に対する手数料が無料となります。
Square(スクエア)の場合、クレジットカードの国際ブランド毎に手数料が違いますが、一番多い手数料が3.25%ですので、約10,000円分の手数料がお得になりますね。
業種 | 条件 |
---|---|
キャンペーン名 | 決済手数料タダではじめようキャンペーン |
キャンペーン期間 | 2019年3月26日(火) 〜 2019年9月30日(月) |
特典内容 | カード決済額30万円分に対する手数料が無料 |
適用条件 | 下記条件を満たした方 ・対象期間内にSquare(スクエア)に新規アカウント登録した方 ・本キャンペーンの審査に通過された方 |
注意事項 | ・複数店舗を登録された場合も上限額が変わりませんので、ご注意ください。 ・無料分が有効となるのは手数料無料分が付与されてから60日間に限ります。 ・キャンペーン予算がなくなり次第終了 |
Square(スクエア)の手数料は?
Square(スクエア)を導入すると様々なメリットを受けられますが、気になるのはコスト面という方が多いかもしれません。
Square(スクエア)の手数料はクレジットカードの国際ブランドによって異なりますが、3.25%〜3.95%となります。
ただし、キャッシュレス・消費者還元事業に登録すれば、2019年10月から手数料が実質2.16%になりますので、試験的にQRコード決済を導入してみたい方にはおすすめですね。
参考キャッシュレス消費者還元事業(ポイント還元事業)とは?2020年6月30日(火)まで初期導入費用はキャンペーンを使えば0円
Square(スクエア)の初期導入費用は、Square(スクエア)に対応しているモバイル端末があれば専用端末や専用回線は不要となりますので、0円となります。
また、モバイル端末を持っていなくても、期間限定でSquare(スクエア) Readerという専用カードリーダーが実質0円になるキャンペーンを実施中ですので、お得に導入準備が可能です。
月額固定費も0円
Square(スクエア)は月額固定費もかかりません。
キャッシュレス決済サービスでは、専用端末を導入するために、月額固定費がかかるサービスもありますので、地味に嬉しいポイントです。
決済手数料は決済方式によって異なる
Square(スクエア)はクレジットカードの国際ブランドによって決済手数料が異なります。
ただし、JCB以外のブランドをカードリーダーで決済すれば決済手数料は3.25%ですので、手数料が高すぎるということはないかと思います。
VISA | Mastercard | アメックス | DISCOVER | ダイナース | JCB | |
---|---|---|---|---|---|---|
カードリーダーによる決済 | 3.25% | 3.25% | 3.25% | 3.25% | 3.25% | 3.95% |
カード情報手入力による決済 | 3.75% | 3.75% | 3.75% | × | × | × |
Square請求書 | 3.25% | 3.25% | 3.25% | 3.25% | 3.25% | 3.95% |
保存済みカード情報による決済 | 3.75% | 3.75% | 3.75% | 3.75% | 3.75% | 3.95% |
自動継続課金 | 3.75% | 3.75% | 3.75% | 3.75% | 3.75% | 3.95% |
ブラウザ決済 | 3.75% | 3.75% | 3.75% | × | × | × |
eコマースAPI | 3.60% | 3.60% | 3.60% | × | × | × |
かかった決済手数料を確認する方法は?
クレジットカード決済後、Square(スクエア)のアカウントで手数料を確認することができます。
- Squareデータの入金にログイン
- 画面左上にある日付セレクターから、日付の範囲を指定します。
- 合計手数料の一覧から入金を選択します。
- 日付の範囲から決済ごとの手数料を確認するには、[エクスポート]をクリックします。
クレジットカードの決済手数料は非課税
加盟店がSquare(スクエア)に支払うクレジットカード決済の手数料は、消費税課税の対象とはなりません。
参考 クレジット手数料国税庁課税と非課税の違い
決済手数料に課税されるか非課税かによって売上が変わってくるかと思います。
例えば、クレジットカード決済された売上が100万だったとすると、
売上1,000,000円×決済手数料2.16%=21,600円が決済手数料として引かれることになります。
次に、電子マネー決済された売上金が100万だったとすると、電子マネー決済は課税対象となりますので、
売上1,000,000円×決済手数料2.16%×消費税10%=23,760円が決済手数料として引かれることになります。
加盟店にとっては、クレジットカード決済によってかなり売上を守ることができますね。
Square(スクエア)の入金はいつ?
Square(スクエア)の入金は、登録した銀行口座によって2種類あります。
どちらの入金方法でも入金手数料はかかりませんので、安心です。
三井住友銀行またはみずほ銀行の口座を登録した場合
三井住友銀行またはみずほ銀行の口座をご登録の場合は、12:00 から23:59(日本時間)までの決済分が、決済日の翌営業日に入金されます。
その他の金融機関口座の場合
三井住友銀行とみずほ銀行以外の金融機関口座を登録した場合は、毎週水曜日で締め、同じ週の金曜日に合算で入金されます。
また、毎週木曜日 0:00 から翌週水曜日 23:59 までのカード決済額が、翌週金曜日に入金されます。
Square(スクエア)以外の手数料は?
Square(スクエア)の手数料がわかったところで、Square(スクエア)の競合サービスは手数料がどれくらいなのか、気になりますね。
主なキャッシュレス決済サービスの手数料は下記で確認できます。
サービス名 | クレジットカード決済手数料 | 電子マネー決済手数料 | QRコード決済決済手数料 |
---|---|---|---|
Square(スクエア) | JCB:3.95% JCB以外:3.25% | × | × |
Airペイ | VISA,Mastercard,アメックス:3.24% JCB,ダイナース,ディスカバー:3.74% | Suicaなど交通系:3.24% Apple Pay,iD,QUICPay:3.74% | 3.24% |
STORES決済(旧Coiney) | VISA,Mastercard,アメックス:3.24% JCB,ダイナース,ディスカバー:3.74% | 3.24% | 3.24% |
Times Pay(タイムズペイ) | VISA,Mastercard,:3.24% JCB,アメックス,ダイナース,ディスカバー:3.74% | 3.24% | × |
楽天ペイ | VISA,Mastercard,アメックス:3.24% JCB,ダイナース,ディスカバー:3.74% | Suicaなど交通系,楽天Edy,nanaco:3.24% Apple Pay,iD,QUICPay:3.74% | 3.24% |
Cloud Pay(クラウドペイ) | × | × | 3.24% |
おてがるペイ | VISA,Mastercard,:3.24% JCB,アメックス,ダイナース,ディスカバー:3.74% | 3.74% | × |
Square(スクエア)の競合サービスを詳しく知る
ここまで、Square(スクエア)の手数料に関して解説してきましたが、他のサービスの細かな条件が気になる方もいるでしょう。
そこで、Square(スクエア)の競合を一覧に纏めましたので、下記を参考に導入するサービスを選びましょう。
square (スクエア) | Airペイ (エアペイ) | STORES決済 (旧Coiney) | Times Pay (タイムズペイ) | 楽天ペイ | |
---|---|---|---|---|---|
運営会社 | Square | (株)リクルートライフスタイル | コイニー (株) | パーク24(株) | 楽天ペイメント(株) |
初期費用 | 実質無料 | 実質無料 | 実質無料 | 実質無料 | 実質無料 |
月額固定費 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
入金サイクル | 翌日(三井住友、みずほ銀行) 週1回(三井住友、みずほ以外) | メガバンク:月6回 その他の金融機関:月3回 | 月6回 | 1日から15日:当月末日 16日から当月末日:翌月15日 | 翌日(楽天銀行) 翌営業日(楽天銀行以外) |
振込手数料 | 無料 | 無料 | 売上合計10万円未満:200円 売上合計10万円以上:無料 | 無料 | 無料(楽天銀行) 210円(楽天銀行以外) |
申込み方法 | HPより申込み | HPより申込み | HPより申込み | HPより申込み | HPより申込み |
利用開始までの日数 | 最短翌日 | 1週間〜1ヶ月 | 1週間前後 | 1ヶ月程度 | 1週間前後 |
対応端末 | iOS,Android | iOSのみ | iOS,Android | 専用端末 | iOS,Android |
レシート発行 | × | × | × | プリンター提供 | × |
分割払い | × | × | 2回払い リボ払い ※coineyターミナルでVISA,Mastercardのみ | 分割払い リボ払い | × |
Airペイの手数料は?
Airペイ(エアペイ)はリクルートグループが運営する決済サービスで、クレジットカード 電子マネー・QRコード決済・ポイントなど多少な決済サービスをまとめて導入できるメリットがります。 今ならiPadとカードリーダーが無料になるキャッシュレス0円キャンペーンを実施しておりますので、キャッシュレス決済の導入を検討している事業者の方はこの機会に契約するのがおすすめです。初期導入費 | 無料 | 月額固定費 | 無料 |
---|---|---|---|
決済システム利用料 | 3.24%〜3.74% | 入金手数料 | 無料 |
締め日 | メガバンク:月6回、その他の金融機関:月3回 | 入金タイミング | メガバンク:月6回払い、その他の金融機関:月3回払い |
加盟店手数料3.24%の対応ブランド | VISA、マスターカード、アメックス、d払い、PayPay、au PAY、LINE Pay、AliPay、WeChart Pay、交通系電子マネー | ||
加盟店手数料3.74%の対応ブランド | JCB、ダイナース、DISCOVER、Apple Pay、iD、QUICPay | ||
対象外の決済ブランド | Google Pay、WAON、nanaco、楽天Edy |
ただし、決済手数料は3.24〜3.74%かかりますが、消費者還元事業者の登録で手数料は実質2.16%となります。
参考Airペイ(エアペイ)使用時の手数料は?!Airペイ(エアペイ)導入店舗の手数料について詳しく解説PayPayの手数料は?
初期導入費 | 無料 | 月額固定費 | 無料 |
---|---|---|---|
決済システム利用料 | 無料(※1) | 入金手数料 | 無料(※2) |
締め日 | 当月末締め | 入金タイミング | ジャパンネット銀行:翌日 その他金融機関:最短翌々営業日 |
※2.ジャパンネット銀行のみ対象。
さらに、決済手数料も2021年9月30日まで無料なので導入コストはかかりません。
参考PayPay加盟店の手数料は無料!加盟店の手数料や入金サイクルを解説!事業者におすすめのクレジットカード
square(スクエア)を導入してキャッシュレス化を進めている方は、一緒にクレジットカードの見直しも検討してみてるといいかもしれません。
事業者におすすめのクレジットカードをいくつか紹介していきます。
参考法人カード・ビジネスカードのおすすめと特徴まとめセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
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Square(スクエア)の手数料まとめ
日本政府は2019年10月の消費税増税に合わせて、キャッシュレス決済に最大5%分を還元する優遇策を開始しました。
Square(スクエア)のようなキャッシュレス決済サービスがその主役になることが期待されています。
Square(スクエア)使用に関しては、店舗側の手数料が安くなるキャンペーンがあり、容易にSquare(スクエア)を導入・利用する環境ができていると言えます。
皆さんも、将来を見越して「食べず嫌い」にならずに、店舗の方はSquare(スクエア)導入の検討をしてみませんか?
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