「ETCカードが必要なんだけど学生におすすめなのはどれ?」
免許も取得し、高速道路や有料道路で運転するためにおすすめなETCカード。
ですが、
・ETCカードは学生でも作れる?
・そもそもETCカードってなに?
・18歳未満の高校生だけどETCカードが欲しい
・審査に通りやすい作り方があれば教えて!
など気になることも多いと思います。
そこで、この記事ではETCカードの基礎知識から学生におすすめのETCカードと審査に通りやすくするための方法についてまとめました。
目次
ETCカードの基本情報
ETCとは、Electronic Toll Collection Systemの略で日本語では電子式料金自動収受システムのことです。
その電子式料金自動収受システムを利用できる通行許可証がETCカードと呼ばれるもので、ETC専用カード、クレジットカード一体型、パーソナルカードの3タイプがあり、自分の使い方によって選ぶことができます。
ETCシステムを利用して有料道路を通行した際に、通行料金を精算(決済)するためのICカードです。ETCカードには、クレジットカード会社が発行する「ETCカード」と、東/中/西日本高速道路株式会が発行する「ETCコーポレートカード」があり、料金決済に必要な情報がインプットされています。
使い方は至ってシンプルで、車にETC車載器取り付けてセットアップしたあとカードを挿入すれば使えます。
高速料金は利用額がクレジットカード払いになりますので、高速の出口を通行する際にお金は必要ありません。
学生がETCカードを作る方法
まずは、学生がETCカードを作るための方法とそれぞれのメリット・デメリットをまとめました。
方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
クレジットカードを作る | ・自身に適切なクレジットカードを選べる ・クレジットカードの優待やキャンペーンを使える | ・審査がある ・自分で支払いの管理をしなければいけない |
家族カードを作る | ・親の信用力で作れる ・クレジットカードの優待やキャンペーンを使える | ・自分に合ったクレジットカード選びができない ・利用明細が親に筒抜けになる |
ETCパーソナルカードを作る | ・審査がない ・16歳から作れる | ・年会費がかかる ・デポジット(前払い)として最低2万円は必要になる |
レンタカーで借りる | ・審査不要で利用できる ・利用明細がバレることがない | ・利用毎にレンタル料金がかかる ・レンタル用の在庫がなければ使えない |
高校生でも作れるETCパーソナルカード
18歳未満の高校生でも作れるETCカードが欲しい場合の選択肢はETCパーソナルカードしかありません。
ですが、ETCパーソナルカードは年会費が毎年かかる上に、デポジット(前払い金)が必要になりますので、親のサポートは不可欠になります。
ETCパーソナルカードの概要 | |
---|---|
申込方法 | 申込書の郵送手続きのみ |
発行時間 | およそ1ヶ月 |
年会費 | 1,357円(税込) |
デポジット金額 | 月の平均利用額によって異なる 5,000円の場合:20,000円 10,000円の場合:40,000円 15,000円の場合:60,000円 20,000円の場合:80,000円 |
なぜETCカードを作りたいかを考える
まずは、なぜETCカードを作りたいかを考え、それぞれの用途にあったETCカードを選びましょう。
- 車を持っていて、頻繁に乗るからETCカードを設置したい
- 国内旅行に行くからETCカードを用意したい
- すぐ使う予定はないが、今後旅行などで使う時のために用意したい
車を持っていて、頻繁に乗るからETCカードを設置したい
大学生になり、車を持つことになったのでETCカードを設置したいという方は、クレジットカードか家族カードのETCカードを作ると良いでしょう。
その際、考えるべきことは、クレジットカードのスペックやETCカードの年会費です。
参考ETC車載器のセットアップ完全ガイド!手順や料金相場を詳しく解説!
国内旅行に行くからETCカードを用意したい
夏休みや卒業旅行で友人と車で卒業旅行に行きたい、という場合は、クレジットカードを作って一緒にETCカードも発行すると良いでしょう。
すぐ使う予定はないが、今後旅行などで使う時のために用意したい
ETCカードをすぐに使う予定はないが、今後旅行などで使う時のために用意したいという方には、年会費無料のETCカードを発行できるクレジットカードがおすすめです。
また、普段使いでポイントが貯まりやすいクレジットカードを作ればETCカードを使わなくても、発行するメリットがあると言えます。
年会費無料で作れるETCカード
学生におすすめのクレジットカードから、ETCカードを発行手数料無料・年会費無料で使えるクレジットカードを3枚紹介します。
三井住友カード デビュープラス
- ポイントが常に2倍、入会後3か月は5倍(還元率2.5%)
- 18~25歳限定だから審査基準も学生向き
- 最短翌営業日のスピード発行
- ETCカードの年会費は初年度無料、年1回以上の利用で翌年も継続無料
- マクドナルド・セブンイレブン・ファミリーマート、ローソンでポイント5倍
- さらに対象店舗一覧からいつでもポイント2倍店舗を3つ選べる
- 年会費は初年度無料、年1回の利用で翌年会費も無料だから実質無料
ETCカードは初年度無料
三井住友カード デビュープラスのETCカードは、年会費が初年度無料で2年目以降も年1回の利用で翌年が無料になります。
さらに、三井住友カード デビュープラスの年会費も初年度無料で、2年目以降は年一回の利用で無料となりますので、定期的に三井住友カード デビュープラスを使えば、実質無料となります。
JCB CARD W
- WEB入会&18歳〜39歳限定のJCBカード
- Amazonやセブンイレブン等の優待店舗が充実
- スターバックスカードのオンラインチャージはポイント10倍
- ETCカードの発行手数料&年会費無料
- 最高2,000万円補償の海外旅行傷害保険が利用付帯
- 女性におすすめのJCB CARD W plus Lも用意
ETCカードは永年無料
JCB CARD WのETCカードは、年会費が永年無料です。JCB CARD Wの年会費も無料ですので、JCB CARD WのETCカードを持つ維持費はかかりません。
学生専用ライフカード
- 海外のショッピング利用額の5%がキャッシュバック
- 最高2,000万円補償の海外旅行傷害保険が自動付帯
- 初年度からポイント1.5倍!翌年以降も年間利用額に応じて最大2倍
- 誕生月はETCカード利用も含めてポイント3倍
- フリーコールで相談できる学生専用の問い合わせ窓口も設置
ETCカードは年会費無料
ライフカードのETCカードは、年会費無料です。
また、ライフカードの年会費も無料ですので、維持費は一切かかりません。
ETCカードの作り方
ETCカードを作る方法は「クレジットカードの申し込みから行う方法」と「すでにお持ちのクレジットカードで追加発行する方法」の2種類あります。
基本的にどのETCカードであっても作り方の流れに大きな違いはありませんので、楽天ETCカードの作り方を例に流れをまとめましたので参考にしてください。
クレジットカードと同時にETCカードを作る流れ
まずはクレジットカードの申し込み時にETCカードの追加発行も申し込むパターンです。
- STEP.1公式サイトから申し込む楽天カード公式サイトの「カードをつくる」をクリックして申し込む
- STEP.2国際ブランドやデザインを選択する
- STEP.3基本情報を入力する氏名・住所・電話番号などを入力し、「ETCカード申し込む」にチェックをします。口座振替の登録もインターネットで行なえますので登録可能な金融機関がある方はそのまま手続きしたほうが後々楽になりますのでおすすめです。なお「自動リボサービス申し込み」や「キャッシングサービス」は使う予定がなければ申し込まないようにしておきましょう。
- STEP.4勤務先/学校の情報を入力する勤務先の企業名や住所、直通の電話番号等を入力する(学生の場合は大学/専門学校の情報を入力します)
- STEP.5楽天会員に登録するすでに楽天会員の方は不要です。楽天会員でない方は楽天会員の登録を行います。注意三井住友カード デビュープラスやJCB CARD Wなどのようにショッピングモールを持たないクレジットカードには会員登録がありません。今回紹介しているクレジットカードでは楽天カードのみが会員登録を要します。
- STEP.6入力情報の確認・同意をする最後にこれまで入力した情報を確認し、同意すれば申し込み完了となります。なお誤った情報を入力して完了させてしまうと審査落ちや規約違反として対応される可能性がありますので焦らずに丁寧に確認してください。
- STEP.7審査結果のメールが届くクレジットカードの申し込みが完了したら、メールで審査結果が届きます。未成年の方や本人確認が必要な場合は電話での連絡もありますので、いつでも電話に出れるようにしておきましょう。
- STEP.8クレジットカードが自宅に届く受け取り時は本人確認が必要になりますので、配達員に免許証を提示すれば受け取り完了となり、その日から利用することができます。なお、届いたら真っ先にカード裏面にサインを書いておきましょう。
- STEP.9ETCカードが自宅に届く楽天カード発行から約2週間後にETCカードが自宅に届きます。
ETCカードを追加発行する流れ
次にすでにお持ちのクレジットカードでETCカードを追加発行する流れをまとめました。
- STEP.1e-NAVIにログイン
- STEP.2マイページからETCカードを選択
- STEP.3ETCカードの紹介ページを確認
- STEP.4お客様情報を確認
- STEP.5申込み内容を確認
- STEP.6申し込み完了
ETCマイレージの登録
ETCカードが届いたらETCマイレージサービスにも忘れずに登録しておきましょう。
ETCマイレージサービスとは登録したETCカードの利用料金に応じてポイントが貯まるサービスで、貯まったポイントは無料通行分に交換することができます。
つまり、クレジットカードのポイントとETCマイレージのポイントの二重取りとなりますのでおすすめです。
注目!!ETCマイレージサービスとは?ポイント二重還元のメリットと登録方法まとめETC利用照会サービスの登録
ETC利用照会サービスに登録しておけば、過去15か月間の全走行明細(ETCカード利用)を確認することができます。
利用証明書を印刷したり、pdfやCSVファイルでのダウンロードもできますので、利用明細を提出するときにも役立ちます。
注目!!ETC利用照会サービスとは?明細や走行履歴を確認する方法クレジットカードの審査に通りやすくする方法
学生ならばクレジットカードの申し込み時に少しだけ気をつけるだけで審査に通りやすくなります。
ETCカードを手に入れる確率を上げるためにも、クレジットカードの申し込みは丁寧に行いましょう。
職業選択は必ず学生を選ぶ
勤務先を登録する前に、必ず下記のような職業選択(お仕事区分)の項目があります。
たとえ派遣やアルバイトをしていて年収がある場合でも、必ず学生区分を選択するようにしましょう。
そうすることで学生向けの審査基準が適用され、次の項目で入力するのも勤務先ではなく学校名や学部になります。それによって職業や年収を重視した審査ではなくなり安心です。
キャッシング枠は0円に
キャッシング枠を希望すれば申込者本人の収入確認など余分な審査が加わってしまいます。
キャッシングは必要になったときに追加申し込みできますので、まずETCカードを手に入れることが目的なキャッシング枠は0円で提出しましょう。
学生なら収入0円でも審査に通る
学生なら高い確度でクレジットカードの審査に通ることができるのですが、なぜなら改正割賦販売法(クレジットに関する法律)で限度額を30万円以下で発行するなら過剰な債務や延滞等を確認する簡易な審査でOKと定められているからです。
学生の場合は本人名義で分割払い(脱毛サロン、スマホ本体代金なども含む)を契約しているケースが少ないため、過剰な債務や延滞履歴が記録されていることは非常に稀です。
特に初めてクレジットカードを作る学生は審査に通りやすいと言えるでしょう。
限度額が30万円以下のクレジットカードを発行する場合は、過剰な債務や延滞等を確認する簡易な審査で発行可能とします。(早わかり改正割賦販売法 – 経済産業省)
ETCカードのメリットを存分に使いこなそう
ETCカードがあれば乗り放題キャンペーンを利用したり、ETC限定の割引が適用されたり、ETCマイレージサービスの登録で無料通行分のポイントが貯まったりと様々な特典があります。
ETCカードのメリットは料金所をスムーズに通過することだけではありませんので、ETCカードを手に入れたら特典や割引内容にも目を通しておきましょう。
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