「皆さんは毎日の通勤や通学でどのような交通系ICカードを使っていますか?」
現在鉄道会社各社では、様々な種類の交通系ICカードを発行しています。
交通系ICカードは駅の改札にタッチするだけで電車に乗ることはもちろんのこと、チャージすることで加盟店でお買い物にも使えるのは便利なカードです。
たくさん発行されている交通系ICカードの中でもSuicaは利用者が多いカードの一つです。
そんなSuicaを紛失してしまって困った経験がある人も多いのではないでしょうか?
そこで今回はSuicaを紛失してしまったときの対応を解説します。
Suicaを紛失したときの対応を知りたい人は参考にしてください。
目次
Suicaを紛失したときの対応を知る前にSuicaの基本を学んでおこう
Suicaを紛失した時の対応を知る前にSuicaの基本を学んでおきましょう。
Suicaは、鉄道、バス、お買い物などで利用できるJR東日本のICカードです。
パスケースに入れたまま改札にタッチするだけで電車に乗ることができ、定期券にもできる交通系の電子マネーで、Suicaにお金をチャージして使うことになります。
ほぼ日本全国の鉄道で使える上に、お店でも使え、Suicaポイントも貯まります。生活に密着したICカードと言えるでしょう。
今回はSuicaを紛失した時の対応を覚えておきましょう。
Suicaを紛失したときはまず駅に問い合わせ
Suicaを紛失したときは、何より先に利用停止処理をしなければなりません。
記名式のSuicaやSuica定期券ならば、利用停止の処理ができますので、直ぐに手続きをしましょう。
(Suicaの種類別利用停止できる場所)
- 記名式Suica→駅の改札窓口、みどりの窓口
- Suica定期券→駅の改札窓口、みどりの窓口
- Suica機能付クレジットカード→駅の改札窓口、みどりの窓口とクレジットカード会社
- 無記名Suica→利用停止処理ができない
無記名Suicaは、駅の窓口にいっても落とし物を探す手続きしかできません。
Suicaの利用停止処理をすれば、他人がそのSuicaを使うことを防止できますのでとても大切なことです。
Suicaを紛失したときは警察に連絡も
Suicaを紛失したときは駅の利用停止手続きと共に警察にも連絡をしておきましょう。
Suicaが駅に届けられたときは、JRから連絡が来る場合がありますが、警察に届けられたときのために、警察にも紛失届をしておけば、警察から連絡がくる可能性があります。
Suicaは金券の一種なので、紛失したらあらゆる手続きをする必要があります。
Suicaを紛失したときの再発行の手続き
Suicaを紛失したときに駅に利用停止の処理をお願いすると共に、再発行の手続きをすることができます。
再発行とは、Suicaに残っているチャージ金額や定期券の情報を新しいSuicaに移して発行してもらうことです。
(再発行できるSuica)
- 記名式Suica
- Suica定期券
(再発行の手続き)
- 最寄りのみどりの窓口や駅の窓口、バス営業所にいく
- 再発行の手続き専用の記入用紙に氏名・電話番号・住所など発行時に登録した個人情報を記入する
- 運転免許証や保険証などの身分証明書を提示
- 紛失再発行整理票を受けとる
- 翌日~2週間以内でSuicaが再発行されるのでSuicaを受け取りにいく
- ※受け取りには身分証明書と再発行手数料510円と新しいSuicaのデポジット500円が必要
Suicaを紛失したときはオートチャージの設定を止める
Suicaを紛失したときに一番心配することは失くしたSuicaを悪用されることです。
紛失に気づかずにそのままにしておくと、悪意のある人が使ってしまうかもしれません。
残っている金額が少なければ諦めもつきますが、高額のチャージをしていたり、オートチャージしていると大変ですよね。
オートチャージとはSuicaのチャージ金額が設定した金額以下になると自動的にクレジットカードからチャージしてくれる便利なサービスですが、Suicaを紛失したときは直ぐに止めなければなりません。
オートチャージの停止をする手続きは下記の通りです。
- オートチャージの停止は、駅のATM「VIEW ALTTE」(ビューアルッテ)で設定できます。
- オートチャージ設定を選択
- Suicaにオートチャージを選択
- 「既にリンク設定されている方」を選択
- 「既にリンク設定されている方」を選択
- 「ご利用停止」を選択
- オートチャージを停止したいSuicaを挿入
- ビューカードの暗証番号を入力
Suicaを紛失したときはクレジットカードにも連絡を
Suica機能付クレジットカードを紛失したときは、駅の窓口で利用停止すると共に、クレジットカード会社に連絡して利用を止めてもらいましょう。
紛失の手続きは、一般的なクレジットカードと同じように、オペレーターに本人情報を伝えて、他の人がカードを使うことを防ぎます。
Suica機能付クレジットカードの再発行は、普通のクレジットカードの再発行よりも時間がかかる場合かありますので、覚えておきましょう。
Suicaを紛失したときに備えて記名式にしよう
これまで紹介したように、Suicaの利用停止する場合も再発行する場合の条件は記名式SuicaやSuica機能付クレジットカードであることです。
記名式Suicaは作るときに氏名や性別、電話番号などを入力する必要がありますが、紛失したときのことを考えると記名式Suicaにすることをおすすめします。
無記名Suicaを使っている人は検討してみましょう。
Suicaが発見された時の対応
Suicaを紛失して利用停止の手続きをしたあとに、失くしたはずのSuicaが発見されたときはどうしたらよいでしょうか?
再発行をしていない場合と再発行をしている場合を見てみましょう。
- (再発行の手続きをしていないとき)→駅の窓口、みどりの窓口、バスの営業所で利用開始の手続きをしてもらう
- (再発行の手続きをしてしまった場合)
→駅の窓口やみどりの窓口、バスの営業所にいっても発見されたSuicaは使うことができません。発見されたSuicaの払い戻し手続きをして、デポジット500円を返してもらいましょう。
Suicaを紛失したときは保証してもらえるの?
Suicaを紛失したときにチャージしてある金額、ためてあるポイント、購入してある定期の区間はどうなるのでしょうか?
SuicaやPASMOなどのICカードは、駅の窓口、みどりの窓口に利用停止の手続き、再発行の手続きをした時点のSuica、PASMOの情報が新しいカードに引き継がれます。
クレジットカードなどは、紛失したときから遡って補償してくれる場合がありますが、Suica、PASMOは遡って補償してくれません。
Suicaを紛失したことを気づかずに悪用されてしまっても、お金は戻ってきませんので、こまめにチェックしておくことが大切です。
モバイルSuicaを紛失したときは?
モバイルSuicaを紛失した場合はスマホを紛失した時の対応と同じです。
まずは契約してある携帯電話会社にスマホ自体の利用を止めてもらいましょう。
携帯電話会社に利用を止めてもらってから、駅の窓口、みどりの窓口、クレジットカードに連絡をすることが大切です。
現在はスマホに様々な機能をつけている人がいますので、スマホを探せるサービスなどを活用してみたらどうでしょうか?
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