ここでは一つの言葉の意味について詳しく解説していきたいと思います。今回ご紹介する言葉は「招待」です。日頃よく使う言葉なので馴染み深い言葉ですが、正しい読み方や意味、使い方、ことわざや熟語、類義語、対義語などについてご紹介していきます。また、中国語や英語では何と言うのかについてもご紹介したいと思います。
目次
招待の読み方
「招待」の読み方は、「しょうたい」です。この他に読み方はありませんが、「招」と「待」に分けた場合に他の読み方も出来るようになります。「招」の場合は、「しょう」の他にも「まね(く)」という読み方があります。「待」の場合は、「たい」の他にも「ま(つ)」という読み方もあります。「招待」の場合は、「しょうたい」以外に他の読み方はないのですが漢字を別々に分けた場合は他の読み方も出来るので覚えておきましょう。
招待の意味について
「招待」の意味についてですが、人を家に招いたり会場に来てもらったりすることで客を招いてもてなすという意味があります。何かのイベントなどで使うことが多い言葉で、例えば食事会やパーティー、セレモニーなどがこれに当てはまります。大事な行事があるので、そのために人を呼んでわざわざ来てもらうということです。多くの場合は、大事な行事なので呼ぶ人も個人的にかかわりの深い相手やお世話になっている相手などが対象です。
招待の正しい使い方
「招待」とは、人を招き入れること、人を誘って家や会場などに来てもらうことです。そのため、正しい使い方は例えば「近所の人たちが集まって行う食事会があるので招待したい」「友人の結婚式の披露宴に招待された」などといった使い方になります。「招待」するということは、ある程度親しく面識がある相手などが対象となります。もしくはこれから親睦を深める相手とも言えるでしょう。面識のない相手にはあまり使うことのない言葉です。
招待の間違った使い方
「招待」は招かれること、人に何かの行事に誘われることを意味します。そして、誘われた相手は断らなければ誘った相手の家や会場などに足を運ぶことになります。そのため、間違った使い方は「今日は食事会に招待してもらったので行かなかった。」などとなります。また、ある程度仲の良い相手を誘うものなので仲が悪い相手を招待することはないでしょう。そのため「嫌いな人が招待してくれた。」という使い方は間違いと言えるでしょう。
招待を使った例文
それでは、ここで「招待」を使った例文についていくつかご紹介したいと思います。「招待」はよく使われる言葉の一つですが、特に友人との会話の中で何か行事が出来た時などに使うことが多いです。例えば、食事会をやることになった場合や結婚式のパーティーなどです。そこで、「招待」を使った具体的な例文をご紹介します。
招待の使い方【例文その①】
一つ目の例文は、週末の食事会について友人と電話で会話する場面です。
「週末にうちで食事会をする予定なんだ。良かったら君も招待したいんだけど、どうかな?」
「週末はあいにく予定があるんだ、ごめんね。次の機会には行くよ。」
「そっか、残念だけどしょうがないね。じゃあまたの機会に。」
「うん、じゃあまた。」
この会話では、週末の食事会に友人を招待したいということで正しく「招待」という言葉が使われている一例になります。
招待の使い方【例文その②】
二つ目の例文は、恩師と電話で話す元生徒の会話です。
「先生、お久しぶりです。今度結婚することが決まったのでご報告させていただきます。」
「久しぶりだね、そうかおめでとう。」
「それで、もし先生が都合が良ければ招待したいと思っているんですがどうですか?」
「ぜひ行きたいと思ってるよ。招待状を送ってもらえるかな?」
「はい、ありがとうございます。」
「それじゃ、楽しみにしてるよ。」
この会話では、結婚式に恩師を招待したいということで「招待」が正しく使われています。
招待は英語でなんて言うの?
招待は英語でInvitationです。「今度の日曜日家で食事会があるので招待したいのですがどうですか?」は「I’d like to invite him because I have a dinner party at my house next Sunday.」です。「三か月後に結婚式をやるから招待状を送るね。」は、「I will send you an invitation because I will do a wedding ceremony in three months.」です。
招待は中国語でなんて言うの?
「招待」は、中国語にすると「请帖(Qǐng tiě)」となります。「三か月後に結婚式を挙げる予定だから、これからあなたに招待状を送るね。」という文章を中国語に変換する場合は、「我会寄给你一个邀请,因为我将在三个月内举行婚礼(Wǒ huì jì gěi nǐ yīgè yāoqǐng, yīnwèi wǒ jiàng zài sān gè yuè nèi jǔxíng hūnlǐ)」という文章になります。
招待の類義語や関連語は?
「招待」の関連語や類義語は、出席を求めたり参加を促すという意味では「促進」「促す」などの言葉があります。また、誘うという意味では「勧誘」「招請」「招致」「誘い」「インビテーション」なども似た言葉として数えることが出来るでしょう。会う約束をするという意味では、「連れ出す」「誘い出す」という言葉も考えられます。この他には、家に人を招くという意味では「呼ぶ」「招く」などといった言葉も似た言葉になります。
招待の対義語は?
「招待」の対義語は、特にありません。しかし、「招待」は誰かを家に呼んだり来てもらうことでお客をもてなすという意味があります。その反対になる言葉には「追放」が考えられます。家に招くのではなく、逆に家から追い出したり組織などから出ていってもらうという意味で「招待」の対義語に値すると言えます。家に呼びたくないような人、集まりに来てほしくない人などに対して使う言葉も「招待」の対義語ということが出来るでしょう。
招待を使った熟語や慣用句、ことわざはある?
「招待」を使った慣用句やことわざは特にありません。しかし、「招」と「待」を分けた場合熟語がいくつかあります。「招」の場合は、「招喚」「招集」などの二字熟語があります。三字熟語であれば、「招待状」「招魂祭」などがあり四字熟語であれば「応招義務」などがあります。「待」の場合は、「期待」などの二字熟語があり「期待感」「期待値」などの三字熟語があります。四字熟語であれば「株主優待」「自宅待機」などがあります。
招待にまつわるサイト
ここでは、「招待」にまつわるサイトを2つご紹介します。
http://mc2.civillink.net/bizkeigo/syotai.html
こちらのサイトでは、ビジネスで使える「招待」の使い方が詳しく解説されているので参考になります。
http://kakijun.com/c/62db5f85.html
こちらのサイトでは、「招待」の読み方や「招待」に関連した言葉などが豊富に掲載されていて参考になります。
招待の意味や使い方についてのまとめ
「招待」は、誰かを招いてもてなすこと、家や会場などに人を呼んで集まってもらうことです。「招待」はとても身近な言葉になりますが、ここで一度正しい使い方を確認して誤解を与えない適切な表現を心がけるようにしましょう。また、英語や中国語ではどんな風に使うのかなど具体的な使い方についても覚えておくと良いですね。
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