「残高」とは?働いて収入がある人なら確実に「残高」という言葉を使います。
「残高」は多ければ多いほど嬉しいですよね。
今回は、そんな「残高」を詳しく調べて紹介したいと思います。
普段、何気なく使っている言葉がどんな成り立ちで出来ているのか、紐解いてみます。
似ている言葉などもあるので、正しいのか間違った使い方なのか合わせて紹介します。
目次
残高の読み方
「残高」の読み方は、「ざんだか」「のこりだか」と読みます。
ざんたかとは読みません。
必ず、「だ」となります。
まれに、「ざんこう」と間違えて覚えてしまっている方もいるようです。
「残」は、「残る」などで使い、意味はあとにとどまるなどを表します。
「高」は、「高い」などで使い、意味は地面よりも上にあるものの距離などを表します。
一つずつ見ると、お金などとはあまり関係なく見えますが、何故「残高」と使うのか次で紹介します。
残高の意味について
それでは「残高」の意味を紹介します。
収入から支出を差し引いた上で残った金額、または貸借を決済した上で残った金額のことの事を言います。
商学用語の一つと記載されています。
商学用語とは、商業に関する学問の総称のことを言います。
少し小難しく感じるのでもっと簡単に説明します。
「残高」は、帳票上での残金のことを表します。
例えば「残額」という言葉もありますよね?これは、手元にある(残っている)現金のことを表します。
似ている言葉でも、意味は全然違います。
残高の正しい使い方
次に「残高」の正しい使い方ですが、通帳などに載っている預金のことを「残高」ということができます。
よく聞く言葉として、「残高照会」「残高証明書」「個別信用残高」などがあります。
一般家庭での、銀行などでの口座開設をした場合、「預金残高」と言うことが出来ますね。
現金のことは指しませんので、そこは注意して使わないといけません。
口座残高照会サービスなんていうサービスも今は普通ですね。
昔では考えられないほど、ハイテクな時代になりました。
スマホで残高を確認できる時代になりました。
残高の間違った使い方
「残高」の間違った使い方ですが、上でも説明した通り「残額」「現金」などとは混同しないように気をつけなければいけません。
「残高」は帳票上での残金のことなので、手元にある現金のことは「残高」とは言いません。
一般の方が口座開設をして「残高」ということもできますし、「預金額」「貯金額」とも言えます。
また、「残金」と言っても間違いではないです。
間違っても、自分の財布を見ながら「あ~残高がこれしかない~」とは言わないでください。
そういう場合は、「残金」が妥当です。
通帳を見て「残高がない・・・」はOKです。
残高を使った例文
「残高」を使った例文を紹介します。
日常シーンとビジネスシーンで見ていきましょう。
日本は、現金を使う人の方が多いのは知っていますよね?
海外の先進国は、現金はほぼ使わず、クレジットカードや電子マネー、スマホ決済が主流です。
日本もそうなれば、「残高」を使うシーンが増えると思います。
まずは、日常のシーンでの例文です。
残高の使い方【例文その①】
「家計簿つけなきゃ!今月も赤字になるかな~」
「意外と支出が少なかったかも、クレカ払いで引き落とされるいくらだったかな?残高確認しないと」
「え?残高これしかないの?は~ギリギリじゃん今月も!」
日常シーンの例文です。
会話ではなく、主婦の独り言での例文です。
実際、こんな感じで独り言を言うかはわかりませんが。
家計簿をつける際に、口座にいくら残ってるか確認するシーンでは、「残高」を使えますね。
自然に「残高」を使えていますね。
「残金」でも良いですが、どちらでも自然です。
残高の使い方【例文その②】
拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素より格別のお引き立てを賜り厚くお礼申し上げます。
さて、貴社へのお取引代金残高のご確認をいただきたくお願い申し上げます。 平成Ο年Ο月末日における残高詳細を別紙に添付いたします。お手数ですが貴社の帳簿と照合の上、不整合がなければ確認書に捺印して 弊社経理課宛にご返送いただけますようお願いいたします。
書類上での例ですが、このような定型文のように使われます。
「残高」と使うのがビジネスシーンでは当たり前ですね。
残高は英語でなんて言うの?
「残高」は英語で、 balance、 remainderなどです。
英語だとたくさんの表現の仕方があります。
当座預金口座の残高を調べましたか
Did you check your balance in your checking account?
残高証明書を取得したら連絡してください。
Please contact me when you obtain the balance certificate.
残高を知りたいのです
I’d like to find out my bank balance.
残高は中国語でなんて言うの?
「残高」の中国語は、「库存」「余存」などがありました。
例文を紹介します。
銀行の貯金残高がありません。
银行没有存款。
残高を確認してください。
请确认余额。
預金残高
存款余额
残高証明書を取得したら連絡してください。
拿到余额证明书的话,请和我联络。
中国語には日本語の漢字と似ている漢字が多いのですが、今回は全く似ていないので見ても残高とはわかりませんね。
しかし、例文を見ると、日本の漢字と同じ字がいくつかあります。
似ている漢字がたくさんあれば、日本人でも意味がわかることが出来るのが中国語です。
残高の類義語や関連語は?
「残高」の類義語、関連語を紹介します。
「差引勘定」「 残り高」「 差し引き勘定」「残金」「 差引き勘定」「預金」「残預金」などがあります。
関連する言葉は、「残高照会」「残高試算表」「残高照合」「預貯金残高」「貯金残高」「銀行預金残高」などがあります。
残高は、多ければ多いほど嬉しいですよね。
残高が増えていくのを見て嬉しい気持ちにもなります。
またローンなどを組んでいる人は、自動的に引かれるとあっという間に残高が減って悲しい気持ちにもなりますね。
残高の対義語は?
「残高」の対義語はありません。
ここでブレイクタイムとして、昔は通帳記入をしにわざわざ銀行などに足を運ばなくてはいけませんでしたよね。
今では、ほとんどの銀行やゆうちょもスマホでOKな時代になりました。
スマホで残高確認はできるし、電信振替なども簡単に出来てしまうんです。
本当に便利な時代になったと思います。
ですが、まだまだ日本人は現金主義で、意外と機械に弱いということもあり、通帳記入をしにわざわざ足を運ぶ人の方が多いですね。
セキュリティー面で不安な人も多いようです。
残高を使った熟語や慣用句、ことわざはある?
「残高」を使った熟語もありません。
「残高照会」は四字熟語ではないです。
ちなみに「残高」検索ですると圧倒的に銀行サイトがヒットします。
クレジットカードの申込でのヒットも多いですね。
そして、最近すごい話題になったPAYPAYも多く見られました。
また、SNS等で「残高」をエゴサーチしてみたら、多くの方が「残高」という単語を普通に使っていました。
多くは、「残高がヤバイ…」などの切迫感のあるツイートでした。
残高にまつわるサイト
ここで「残高」に関するサイトを2つ紹介します。
https://www.weblio.jp/content/%E6%AE%8B%E9%AB%98%E7%85%A7%E4%BC%9A
weblio辞書です。
国語辞典、百科事典、ほかに英語、中国語、韓国語と便利なサイトです。
https://www.mizuhobank.co.jp/retail/products/direct/net_shoukai/index.html
みずほ銀行のサイトです。
インターネットでの残高照会のやり方など載っていますので、興味のある方はどうぞ。
残高の意味や使い方についてのまとめ
「残高」とは、自分が得た収入が直接反映されるものなのでしっかり管理しなければいけません。
毎月「残高」を自身でしっかり確認しましょう。
現金ではないですが、引き出しをすれば現金になって手元にくるお金です。
お金を大切に使って、残高も潤わせたい今日このごろです。
近い将来、現金払いは絶対に減ってきますので、「残高」という言葉も多く使われるようになります。
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